原発事故への対応が長期化の様相を呈する中、原発事故現場から直線距離で2km足らずの退避区域にある双葉町役場は、津波の被害は受けていないものの、物を取りに戻ることができない状況にあります。
役場機能の復旧に向けて、パソコンも一台も無い状況の中、あるメーカー様のご厚意により、双葉町役場へPCの寄贈が決まった事はお伝えしました。
それから一週間ほど経ってから、自衛隊の協力により、役場から最低限の重要な物品が運搬され、その中には、重要なデータが入った一部のPCも含まれたそうです。
加須市旧騎西高校の跡地に開設されている双葉町役場の執務室には、今日にも職員の皆さんの机が運びこまれることになるそうで、以後、LANの敷設、サーバの復旧が行われ、職員の皆さんの机上でPCが稼働できる日も近そうです。
これにより、住民票、印鑑証明の発行などの役場機能の復旧が、埼玉県加須市の旧騎西高校跡地で行われることになるわけです。
当初の私の感覚では、4/1の移動から、2日間ほどで応急的な対応を終わらせ、いち早い役場機能の復旧を行うものと思っていましたが、やはり行政機関は慎重ですね。
セキュリティなども考慮して、拙速には行動せず、慎重を期して機能の復旧に当たっています。
さて、さいたまスーパーアリーナにおいては、我々ボランティアが主体となり、避難所での生活をサポートさせていただきましたが、旧騎西高校における避難所においては、町民の皆さんが自発的に活動を行っていただける事を、個人的に願っておりました。
そんな中、早速、双葉町の議員も経験した事がある、地元企業の代表の方が中心となり、「がんばろう双葉」という活動が始まろうとしています。
メインは、メーカ様のご厚意により双葉町に寄贈されるPCの一部を町民の皆さんに貸し出すというものです。
避難所の部屋は40ほどありますが、NTT東日本により設置された無料インターネット・コーナーの無線LANアクセスポイントが効率良く設置されているため、1部屋を除き、室内で無線によりインターネットを利用できることが確認できています。
各部屋に一人ずつPCを管理する人をアサインし、情報の伝達を徹底させ、秩序ある避難所生活を維持していくという狙いもあります。
また、インターネットを利用できないお年寄りの皆さんにも様々な情報が行き渡るように、情報格差が生まれないようにするという役割も担います。
この貸出管理以外にもPCのトラブルの復旧、資料の印刷、ソフトのインストールなど、メンテナンスも必要です。
町民の皆さん同士、あるいはボランティアの皆さんとの情報交換ができる掲示板、新たな土地で生活を送る上での情報、通達事項を集約したWebページなどの運用も、町民皆さんの手で行っていきます。
これらの活動に対して、次のように環境をご提供しました。
1、独自ドメインの取得
- townfutaba.net
2、Webサーバの開設
- www.townfutaba.net で、すでに暫定コンテンツが見れるようになっています。
3、メールアドレスの発行
- Google Appsにより、独自ドメインでGmail及び、他のGoogleのサービスが利用できるようにしました。
なお、さいたまスーパーアリーナでボランティア活動に参加してくださった方が、あらゆる情報を集約したFacebookページを用意してくださっています。
こちらもwww.townfutaba.netと連動できるようにしていければと思っています。
*<追記>その後の東日本大震災 情報環境ボランティアに関する記事は、http://gambappe.net/ に継続して掲載いたしております。
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