Category Archives: システムツール

GRUB2が壊れて起動できない時に、らくちんに修復する!転ばぬ先の「Super Grub Disk」

001GrubError
Ubuntuが入っているディスクに後からデュアルブートでWindowsをインストールすると、GRUBが書き換えられてしまいUbuntuが通常通り起動できなくなります。それ以外にもふとしたミスで、思いがけずGRUBが壊れてしまうことがあり、そんな時には、上記のようなプロンプトが表示されます。

このプロンプトにコマンドを入力していくことで修復していくことが可能なのですが、その手順はかなり面倒。技術者はともかく、一般ユーザにとってはコマンドでの修復は大変なことでしょう。

そんな時にオススメなのが「Super Grub Disk」。

■Super Grub DiskのダウンロードとCD-Rへの焼き込み

Ubuntu9.10以降で標準となった「GRUB2」に対応したアップデート版(1.98s1)がこの6月にリリースされています。

公式ページ:http://www.supergrubdisk.org/ からたどって、ダウンロードページへ。

002SGDdownload
http://developer.berlios.de/project/showfiles.php?group_id=10921

サイズはフロッピーにも収まる約1.4MB。

CD-Rに焼くのはもったいないサイズですが転ばぬ先の杖としてぜひ用意しておきたいツールです。

CD-Rに焼くにはUbuntuに標準の「アプリケーション」>「サウンドとビデオ」から起動できる「Braseroディスク作成ツール」を用いれば簡単。
brasero-SGD

ダウンロードしてきた「super_grub_disk_hybrid-xxxxxxxx.iso」をダブルクリックしても上記のようにBraseroが起動するので、空のディスクを入れて「書き込む」ボタンをクリックすればOK!

■光学ドライブが無い場合にはUSBメモリで

ネットブックなど、光学ドライブを搭載していない機種の場合、「UNetbootin」を用いれば、ブータブルなUSBメモリを作成できます。

Windows版もありますが、Ubuntuの場合、下記PPAページから、バージョンにあったリポジトリのソフトウェアソースを追加登録した上で、Synapticパッケージマネージャから導入します。

インストール後は「アプリケーション」>「システムツール」から起動

003USBbootUNetbootin
USBメモリを挿入した状態で、「Diskimage」のところで「ISO」を選び、ダウンロードしたさきほどのisoファイルを読み込みます。

一番下の「Type:」で「USBドライブ」を選択し、インストール先を間違えないようにして「Drive:」を選択して「OK」をクリックします。

■Super Grub Diskからの起動

Super Grub DiskによるCD-R/USBメモリから起動させると、GRUBメニューが表示されるので、一番上の「Detect any OS」を選ぶことで「どれかOSを認識」させます。

SGDbooting

次に、起動可能なOS/カーネルの一覧が表示されるので、一覧から選択を。

実は、このマシンはUbuntu10.04とLinux Mint9とのデュアルブートなのですが、ディストリビューション名が表示されず分かりにくくなっています。

何度か起動しなおす必要があるかも知れません。

004SGBboot

GRUB2さえ通過すればあとは通常通り起動できます。

■GRUB2の修復作業

GRUB2を修復すべきカーネルで起動し、デスクトップに/ログインしたら、「アプリケーション」>「アクセサリ」>「端末」を開いて次のようにコマンドを入力することで、起動ドライブにGRUB2を再インストールします。

  • sudo grub-install /dev/sda

005grub-install

ディスクが一つだけであり、ディスクがSATAやUSBドライブであれば「sda」でいいのですが、IDEドライブの場合、この部分は「hda」となります。

複数ディスクがあってどのドライブを修復すべきなのかを確認したい場合には、次のコマンドで。最後の「-l」は”エル”です。

  • sudo fdisk -l

fdisk

16GBのUSBメモリにインストールしたUbuntuを修復したい場合には、この例の場合「sdh」となります。

006update-grub

上記のGRBU2の再インストールが終わったら、必ず行わなければならないのが次のコマンド。

これによって、はじめて設定が反映されますので、お忘れなきよう!

  • sudo update-grub

007fixed

以上により、無事起動できるようになることでしょう。Good Luck!!

Ubuntu 10.04にピッタリのクールなConkyテーマをウィザードで簡単に導入。「Conky Wizard」

000ConkyWizard

システムの状態を監視するツールとしては、パネルアプレット以外にもデスクトップに情報を表示できる「Conky」が便利です。

パネルアプレットのように常時参照はできませんが、画面左下にある「デスクトップを表示」させるアイコンをクリックすれることで、すぐに情報を参照できます。特に、CPUの稼働状況、メモリ、スワップの使用状況、ディスクの使用領域&空き情報をConkyによって一覧できるようにしておくと便利です。

Conkyの導入は、「system情報をデスクトップに表示する:conky」に書いたように、決して難しくはありませんが、設定ファイルの仕込みがちょっと面倒です。

OMG! UBUNTUでも紹介されている「Conky Wizard」を用いれば、ウィザードにしたがって項目を選んでいくことで、Ubuntu 10.04にフィットした、かっこいいConkyテーマが、簡単に導入ができます。

次のプロジェクトページから、ウィザードファイルをダウンロードします。(64bit版も用意されています)

ファイルは、「tar.gz」となっていますので、ダウンロード後、右クリックから「ここに展開する」を選んで解凍。

そのままダブルクリックすれば、ウィザードが起動します。

001Screenshot
「Next」をクリックして、開始します。

Conkyをどこに表示させるか、カラーなどの指定をします。特にこだわりがなければ、デフォルトのままでいいと思います。

002conkywizard

スクリーンサイズに合わせて、最適なサイズがあらかじめ選ばれていますので、デフォルトのままで問題ないと思います。

もちろん、好みに合わせて変更ができます。

003conkywizard

表示させるウィジェットの選択です。順番などの変更も可能です。

004conkywizard

「Finish」をクリックすれば、デスクトップ上にConkyによるシステム情報が表示されることでしょう。

005conkywizard

内容が気に入らなければ、再度ウィザードを起動させることで、修正が可能ですし、ホームディレクトリ内にある隠しファイル「.conkyrc」を編集することでカスタマイズも可能です。

マルチモニターにしていると、サブモニターのデスクトップが壁紙だけでもったいないので、これを入れておくと、かなりいいカンジになりました。

Ubuntuクラウド・オフィス(16):Dropbox & シンボリックリンクの合わせ技で、アプリケーションの設定ファイルを複数のマシンで同期する。(荒技)

Ubuntuが属するUNIX系のOSには、「シンボリック・リンク」という便利な機能があります。
この機能を使って、(あまりオススメはできませんが、、、)極端な例として、Firefoxの設定を自宅と会社で全く同じにする方法を見ていきたいと思います。

同期には、”クラウド・ストレージ”のDropboxを用います。

さて、まず最初に「シンボリック・リンク」についてご説明します。

■「シンボリック・リンク」とは?

この「シンボリック・リンク」、Windowsにある「ショートカット」、Macの「エイリアス」に近いものとなりますが、もっと便利な働きをします。

ファイルやディレクトリのシンボリック・リンクとして作成されたものの容量は0バイト。
これを、元のファイルやフォルダと全く同じように扱うことができます。

例えば、「Firefly」という音楽サーバソフトの場合、楽曲ファイルを「/home/media/music」に置くことで共有が可能となりますが、自分のホームディレクトリにある楽曲をこの中に2重で置くと、ディスクスペースの無駄となりますし、楽曲を取り込むたびに、いちいちコピーしなくてはならないとなるととても面倒です。このような「重複管理」は、無駄ばかりか管理に混乱をきたしてしまいます。

こんな時に役に立つのが「シンボリック・リンク」。ホームディレクトリにある音楽を蓄積しているフォルダ上で右クリックして「リンクの作成」を選ぶことで簡単に「シンボリック・リンク」が作成できます。これを所定のディレクトリに置いておけば、たとえ数万曲もあるライブラリで、大量のディスクスペースを消費しているとしても、0バイト。全く追加でディスクスペースを必要としません。
さらには、その数万曲ある楽曲ライブラリを配信することが可能となります。

■シンボリック・リンクの作成方法

コマンドでは、次の書式で作成できます。

ln -s [source] [target]

Ubuntu標準のファイル・ブラウザであるNautilusでは、前述の通り、ファイル/フォルダ上で右クリックして、「リンクの作成」を選ぶことで「(元のファイル名)へのリンク」というアイコンが作成されます。

このアイコンを別のディレクトリに移動して、好きな名称に変えて、元のファイル/フォルダと同等に扱うことができるわけです。

それでは、前置きが長くなりましたが、Firefoxの設定を複数のマシンで共有して、アドオン、ブックマークなどを同期して同じ環境で利用できるようにしてみます。

■元となるマシンでの設定

Firefoxの設定ファイルは、ホームディレクトリの「.mozilla」、すなわち頭にピリオドが付く隠しフォルダの中に、自動で格納されます。
「表示」>「隠しファイルを表示する」を選びます。
001HidenFile

「.mozilla」-「firefox」を開くと、「(英数字).default」というフォルダがあり、この中にFirefoxの設定ファイルが格納されています。
002PrefFolder

この中身をすべてコピーして、Dropboxの適当なフォルダ(この例では「FirefoxPref」という仮の名称)の中にペーストします。

003FirefoxPref

「(英数字).default」フォルダ上で右クリックして、「名前の変更」を選び、「(英数字).default_BackUp」というようにしてバックアップを作っておきます。

004NameChange

「(仮称)FirefoxPref」フォルダ上で右クリック。「リンクの作成」を選びます。

005MakeLink

これにより、Firefoxの大元となる設定ファイルが入ったフォルダの「シンボリック・リンク」を作成します。

006MakeLink_Syncing

ここで、Dropboxの同期をさせて、アイコンが緑色に変わるまで待ったほうがいいでしょう。

007LinkNameChange

出来上がった「ダイナミック・リンク」アイコンを、ホームディレクトリの「.mozilla」-「firefox」フォルダの中に移動させます。
そして、名称を、このフォルダに元々あった設定ファイルフォルダの名称「(英数字).default」に変更します。

以上により、元となるマシンのFirefoxの設定が、同じDropboxのアカウントを用いている他のマシンと、同期されるようになるわけです。

■他のマシン(Ubuntu)でFirerfoxの設定を同期

次は同期先のマシンでの作業です。
Firerfoxが起動していないことを確認して作業をはじめます。

008AnotherMachine

先程と同じように、「.mozilla」-「firefox」ディレクトリを開き、入っている「(英数字).default」フォルダを、「(英数字).default_BackUp」というようにしてバックアップを作成。
「(仮称)FirefoxPref」フォルダで「リンクの作成」でシンボリック・リンクを作成し、この中にコピー&ペーストします。
「(英数字).default」という名称に変更します。

■アドオンは有効になっていないものが

テーマなどは大元のものが反映して自動で変更されていることでしょうが、アドオンの多くが有効化されていません。
「ツール」>「アドオン」から、「機能拡張」タブを選び、必要なものを有効化します。

009AddOn_On

以上で、大元のPCと2台目のUbuntu機のFirerfox環境を同じものにすることができました。

次はWindows 7機との同期です。

Windows 7の場合、Firefoxの設定ファイルは、下記に保存されます。

C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles

Ubuntu機と同様に、Dropbox内に置かれたFirefoxの設定ファイルからの「シンボリック・リンク」ファイルをこの中に格納すればいいわけです。

■Windowsで、シンボリック・リンクをコマンドで作成する場合

「mklink」コマンドを用います。

022AdminTerminal
実行にあたっては管理者権限でコマンドプロンプトを起動させて行う必要があります。

コマンドでの実行は面倒なので、GUIで行えるアプリケーションを導入してみましょう。

■「Link Creation Shell Extension」の導入

ツールは、下記URLから入手できます。32bit版、64bit版があるので、お使いのWindows7環境に合わせてインストールします。

http://sourceforge.net/projects/lnhdr/files/
031LinkCreationShellExtention

インストールはウィザードで行われます。

021LinkCreationShellExtentionInstall

インストール終了後、いったんログアウトするか再起動します。

032Reboot

■Windows 7でのシンボリック・リンクの作成

Dropbox上にある共用のFirefox設定フォルダ上で右クリック。
Firefoxの設定ファイルが置かれる下記フォルダを開いておいて、右クリックしながらドラッグします。

C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles

マウスを放すと、「リンクを作る」というメニューが追加されるので選びます。

  • 「ショートカットをここに作成」では、機能しません。ご注意を!

033MakeLinkonWin

あとは、このファイル名も元あった名称に変更すれば大丈夫。
ここでもアドオンについては、多くのものが手動で有効化することで使えるようになります。
アドオンの詳細設定はきちんと引き継がれますから、大元の環境と同じように利用できます。

■トラブルが生じて元に戻したいときは

シンボリック・リンクファイルを削除して、バックアップフォルダの名称を元に戻して、システムを再起動します。

*あまり欲張って多くの台数でこれを行うとこんがらがります(^_^;;; 私は3台で、トラブルなく運用しています。

[FAQ] 光学ドライブが無いノートPC/ネットブックでUbuntuをインストールする

Ubuntuでは、ライブCDと同じ環境をUSBメモリに作成することで、「ライブUSBメモリ=インストール用USBメモリ」を作成するツールも標準で用意されています。これにより、光学ドライブを持たないノートPC、ネットブックへのインストールも簡単に行うことができます。

Windows上で同様のインストール用USBメモリを作成するには、「UNetbootin」というツールを用いるといいでしょう。

(1)Ubuntu上で、USBメモリによる「スタートアップ・ディスク」を作成する

USBstartupDisk

◆準備するもの

  1. 1GB以上のUSBメモリ、SDカードなどでもOKです(*)
  2. Ubuntuホームページからダウンロードした.isoイメージもしくはインストールCDディスク。

(*)SDカードスロットがある機種でも、そのスロットから起動に対応していない機種もあります。その場合、アダプタやカードリーダー等を用いてUSBポートに装着する形で起動させます。

◆作成手順

1、「システム」>「システム管理」>「スタートアップ・ディスクの作成」を起動。

2、インストール元ディスクイメージ(.iso)またはライブCDディスクの場所を指定。

3、USBディスクを装着し、リストに現れたら、必要に応じて「フォーマット」

4、「データ保存領域を確保」すれば、アプリケーションで作成した書類、ファイルが保存できます。

5、「スタートアップ・ディスクの作成」をクリックすると、書き込みが開始されます。

完成したUSBメモリは、ライブUSBメモリとして、Ubuntuのインストールに使用できるほか、この環境で作業を行い、作成したデータを保存することができます。(それが「パーシステント・モード」です。)

■Windows上で「UNetbootin」を用いてUSB起動ディスクを作成する

WS000000

次のURLからDownload(for Windows)ボタンをクリックして「UNetbootin」のWindows版をダウンロードします。

http://unetbootin.sourceforge.net/

ダウンロード後、USBメモリを挿入し、UNetbootinを起動。
「Diskimage」を選び、「ISO」が選ばれている状態で、Ubuntuホームページからダウンロードした.isoイメージが置かれているフォルダを指定します。
WS000001
最下部の「Type:」でUSBメモリを指定し、「OK」をクリック。

作業の進捗状況が表示されるので、しばらく待ちます。
WS000003

この画面が出たら、作業完了です。
WS000004

■ライブUSBからの起動~インストール

最近のほとんどのパソコンは、USBデバイスからの起動に対応しています。
電源投入後、画面隅に表示される「F9」や「F12」などの起動ドライブ選択キーを押して起動するか、BIOSの設定画面で起動ドライブの優先順位を設定して、USBメモリからの起動を指定します。

比較的古いマシンの場合、 「USB-HDD」などを選択することで起動できることでしょう。あとは、インストールCDと同様にしてインストールを行います。

圧縮RAMディスクをスワップ領域として利用する「compcache」でNetwalkerに根性を注入。昔のマシンもサクサク動くかも?

  • 当記事はNetWalker PC-Z1(Ubuntu 9.04ベース、メモリ512MB)を対象としたものです。
  • 一般のPCでも「compcache」は利用可能ですが、対応バージョンに注意が必要です。Ubuntu 10.04では(正確にいうとカーネル2.6.28以降の場合)「0.6.2」が対応しています。
  • メモリが1GB以上ある場合には恐らく効果は体感できないと思います。また搭載メモリが少なすぎても有効になりません。Ubuntuの場合384MB or 512MBの搭載メモリの場合に一番効果が体感できるものと思います。

昨日のNetwaler x Fluxboxのエントリに、nimuさんから耳よりな情報をいただきました。

「compcache というのを使うと圧縮した swap をメモリ上に置くことが出来るそうです。(compcache は LiveCD でも使われているそうです。」

この名称だけではピンとこなかったのですが、私が使用しているAndroidケータイ、HT-03AのカスタムROMでも利用されているものでした。HT-03Aの緩慢な動きが劇的に改善するという成果が得られたので、ぜひ、Netwalkerでも使いたい!と思いたち、早速試してみました。

まずは、驚愕の成果(^_^;;;からご覧ください。

001compcache001

NetWalerのデフォルトのGNOMEデスクトップ環境で、あれやこれや一気に”無茶ブリ”をしてみました。

  • 「Listen」でネットラジオを聴きながら、「JD」で2chのページを参照。
  • 「Firefox」で総務省のページからダウンロードした41MBのpdfファイル(255p)を「xpdf」で開いて参照。
  • 300点程ある画像データを「Mirage」で参照、壁紙として用いたい画像を選択。
  • 「Inkscape」で開いて合成作業を行ってpng形式で書き出し、「Gmip」で最終的にトリミング。。。

・・・という作業を、アプリケーションやウィンドウを閉じることなく、次々に続けていった所です。

ピンクのCPUの動作履が示す通り、100%に振りきりっぱなしという高負荷の連続。
ところが、作業の待ち時間は発生してしまうのではありますが、アプリケーションがひとつも落ちることなく動作し続けて、のんびりではありますが、黙々と作業を続けてくれているわけであります。

002compcache002

画像を拡大していみると「conky」の中ほどに「swap」という表示が見えます。
swap
搭載している512MBのメモリでは足りずにスワップが発生している状態です。ところが、「ハングした?」と思えるような、あの使い物にはならない状況にはなりません。それは、およそ100MBのswapを圧縮RAMディスクとして動作させているからです。
通常ではメモリがボトルネックとなると目も当てられない状況となるのですが、ここでボトルネックとなっているのはCPUだけ。
せっせと作業を終えれば、「待たせてゴメンネ~~」とばかりに次の作業をこなしていきますので、メモリのボトルネックほどには困ったことにはならないわけです。

さすがに、上記の通り、7つ目となる「Gimp」を起動して編集を行うまでがが限界。Swap領域も約95%消費するに至り、100%を超えてしまうと、起動ができなくなってしまいます。
しかし、ここがLinuxのありがたい所。システム全体がハングしてしまうわけではなく、メモリが逼迫したアプリケーションが落ちるだけ。

システムとしては稼働し続けるという「根性」がLinuxにはあるわけですね。

さらに今回のNetwalkerはさらに「ド根性」を発揮して、ひとつもアプリを落としていません。NetWalkerがここまで働いてくれれば十分ですよね?

さて、昔から、この手のツールが有効なのは「ある程度」の範囲に限られます。その範囲を超えてしまうと、かえってパフォーマンスが悪くなったりという”落とし穴”があるものです。そこらへんの加減を監視/チェックする事が重要となりますが、「conky」という”計器パネル”はコンパクトで便利だなぁといつも思っています。

003swapon
さて、スワップ領域の稼働状況を表示するコマンド「swapon -s」で見てみると、「/dev/ramzswap0」という領域をswapパーティションの代わりに用いています。

本来ならばswapはハードディスク上に領域を確保しますが、実はこれ、RAMの一部を割り当てているわけです。転送速度がハードディスクに比べてとてつもなく速いRAM。これがメモリのボトルネックが生じない要因です。

さてさて、USBメモリーともなれば、ハードディスクなんかよりももっと遅いわけで、「compcache」を利用することで、USBブート環境にも、転ばぬ先の杖として仕込んでおくのもいいかも知れませんよね。

■Fluxbox環境だと、さらにスコスコ快適ぃ~!!

004flux-swap

さて、同様にFluxbox環境で試してみますと、改めて、Fluxboxの有効性が分かります。
CPUのグラフがGNOMEのものと全く違い、かなりの余裕があります。実際、アプリケーションの起動、切り替えのストレスが全くありません。
途中100%の山が見受けられるのが、Firefoxで動画をダウンロードしてTotemで再生させてみた所です。さすがのFluxboxでも動画再生ともなるとCPUの負荷が振り切ってしまいます。

  • 過去にも書いていますが、Netwalkerに搭載の「i.mx515」プロセッサが有する本来の動画再生支援機能に最適化された環境であれば、このように振り切ることはないのでしょうが。。。

GNOME環境の時と同じ、7つのアプリケーション/ファイルを起動させ、作業を行い、さらにTotemでの動画の再生を行ってもswapとして使用されているSwap領域は43%とまだまだ余裕があります。

■「compcache」の利用方法

1、ビルドが必要なので、「sudo apt-get install build-essential」でビルドに必要なパッケージをまとめて一気に導入しておきます。

2、「compcache」のダウンロード
下記URLがプロジェクトのページです。「Downloads」ページからダウンロードを。

http://code.google.com/p/compcache/

3、最新版は、原稿執筆時で「compcache-0.6.2」。私が試してみた限りではUbuntuではうまく動かず、「0.5.4」を用いてみたところ、複数の環境で動作が確認できました。

4、・・・ということで「compcache-0.5.4」をダウンロードしてきて、ファイルブラウザ上で右クリックして展開を。
pcmanfmの場合、展開されたフォルダを開いて空白部分で右クリックして「端末で開く」を選ぶと、そのディレクトリで端末を開けて便利です。
(初回利用時には端末の登録が必要です。gnome-terminalを選べばいいでしょう)

5、続いて「ls」+Enterでディレクトリ内のファイル一覧が表示されたら「Makefile」があるのを確認。

make」と入力してEnter。これによりカーネルにドライバが組み込まれます。

6、再度「ls」コマンドで、一覧に「use_ramzswap.sh」があるのを確認。

7、「sudo ./use_ramzswap.sh」でEnterし、「Done!」という表示が出ればOK!

005use_ramzswap

8、「swapon -s」コマンドで、「/dev/ramzswap0」という表示が出れば圧縮RAMディスクによるSwap領域の確保が成功です。
「conky」を利用していれば、一瞬遅れて「0」であったSwap領域に数字が現れます。

  • ドキュメントによると、デフォルトでは約100MBが自動で割り当てられます。バージョン0.5.xでは、これ以上の数値を指定しても有効にはならないようです。

006swaponCommand

あとは、どうやってこのcompcacheを自動で起動させるかが課題。
実は、「use_ramzswap.sh」を実行するにあたり、同一ディレクトリ及び、「sub-projects」配下のファイルが必要となり、いくつかの方法を試してみた所、自動起動がうまく行えませんでした。

こちらのyosshyさんによる記述が一番の参考となるのですが、私の環境でちょっと試してみた限りではうまく行きませんでした。
いくつか思いついた方法を、時間がある時に試してみたいと思います。

ちなみに、debianのメンテナのページからdeb版もダウンロード可能となっていたりします。

http://archive.debian-maintainers.or…tools/0.6.2-1/

シンクライアントによる学習環境を提供するEdubuntuでも、この技術を用いて、「Pentium II 500MHz , 32MB memory, ハードドライブなしの PXE bootによるネットワーク起動」という古い機種をクライアントとして利用しているという事例も紹介されています。

https://wiki.edubuntu.org/Compcache

んんんんん、無性に古いマシンが欲しくなってきた!!(^_^;;;;;

Daily Build版を自動でダウンロードし、仮想環境で起動。最新のUbuntuを簡単に試せる「testdrive」

4月29日のUbuntu 10.04LTS版正式リリースまで1ヶ月を切り、来週8日にはベータ2がリリース予定となっています。
いよいよ大詰めとなってきたこの時期は、活発にアップデート/修正が施され、連日のようにDaily Build版としてリリースされています。

◆Ubuntu Daily Buildページ

http://cdimage.ubuntu.com/daily-live/current/

001UbuntuDailyBuildSite

本格利用としてではなく、開発の進捗状況を確認するという目的であれば、便利なのが「testdrive」というツール。

Ubuntu 10.04 では、Synapticパッケージマネージャで同名で検索して導入するか、「sudo apt-get install testdrive」で導入可能です。

9.10以前のバージョンでは、testdriveプロジェクトのリポジトリ(次行URLを参照)を追加することでインストール可能です。

https://launchpad.net/~testdrive/+archive/ppa

testdriveの導入時には、仮想化ツールである「qemu-kvm」なども同時にインストールされます。

インストール後、端末から「testdrive」と入力しEnterします。

002testDrive

画面の通り、どのバージョンをテストしたいかを聞いてくるので、デスクトップ版を試したいならば「1」と入力してEnterします。

自動でisoファイルのダウンロードが始まります。

003VirtImage

ダウンロードが終了すると、仮想化ツールのQEMUの画面が現れて、Ubuntu 10.04の最新版が起動します。

これを見ると、デスクトップのインストール・アイコンが最新のものに変わっていることが分かります。

004testdriveQEMU

インストールのアクションを試みてみると、約6GBのディスク領域が確保されています。

005TestdriveVirtualDisk

インストール進行中に表示される画面も新しいものに変わっていることが分かります。

006InstallWindow

インストール終了後、再起動すると、起動音も鳴り、アプリケーションの追加なども行えます。

端末から「man testdrive」とするとコマンドオプションなどの情報が表示されます。

007ManTestdrive

この表示にもある通り、ダウンロードしたファイル、仮想ディスクのimgファイルは、ホームディレクトリの「~/.cache/testdrive」の下に格納されます。

(このディレクトリを表示するには、ファイルブラウザの「表示」>「隠しファイルを表示する」にチェックを入れます)

008savedISO

009imgFile

起動がかなり速いので、試しにBootchartを入れてみた所、9秒69でした。
QemuBootchart

[定番] Ubuntuのアプリケーションの追加、システム設定変更が簡単にできる「Ubuntu Tweak」

Ubuntu Tweakは、サードパーティによるアプリケーションや、リポジトリの追加、システムの設定変更が、GUIにより簡単に行えるツールです。

001UbuntuTweakHP

ダウンロード&インストールは、公式ページから。

◆Ubuntu Tweak公式ページ

http://ubuntu-tweak.com/

トップページにある「Download Now! 」をクリックし、アプリケーションのダウンロードが自動で行われ、次の画像のようなウィンドウが現れたら、「OK」をクリック。自動でGDebパッケージ・マネージャが起動するので、「パッケージのインストール」ボタンをクリックして、インストールを行います。

002UbuntuTweakInstall

Ubuntu Tweakの起動は、「アプリケーション」>「システムツール」から。

◆アプリケーション・メニュー

インターネットに接続した状態で、左ペインから「アプリケーションセンター」を選び、追加インストールしたいアプリケーションにチェックを入れて、右下の「適用」をクリックすれば、アプリケーションが自動でインストールされます。

003AppliInstall

「ソースセンター」では、アプリケーションを提供しているサーバ(リポジトリ)の追加が可能です。

サードパーティや、各種オープンソースプロジェクト、個人でのアプリケーション開発に至るまで、Ubuntuの公式リポジトリからは導入できないアプリケーション、さらには、Ubuntu公式のもので、より最新のパッケージを入手するためのリポジトリの追加が可能です。

004SourceCenter

◆スタートアップ・メニュー

「自動起動するプログラム」では、ログイン時に自動で起動させるプログラムのOn/Offができます。

「システム」>「設定」>「自動起動するアプリ」よりも細かい設定が可能です。

不要なプログラムをオフにすることで、起動時間を速めることにつながります。

005AutoLaunchAppli

◆デスクトップ・メニュー

3Dデスクトップ効果のCompizの設定などの他に、「デスクトップアイコンの設定」では、ゴミ箱アイコンなどを、デスクトップに表示させる設定ができます。

006Desktop

10.04から変更となったウィンドウのタイトルバーボタンの配置の変更は、「ウィンドウマネージャの設定」から行えます。

◆個人用メニュー

個人用メニューでは、「コマンドのショートカットの設定」や「スクリプトの管理」が便利です。

007scripts

右ペインにある「無効なスクリプト」の一覧から、有効にしたい項目を左側にドラッグすることでスクリプトが有効になります。

008scripts

ファイルブラウザで、右クリックしてみると、「スクリプト」に有効となったメニューが追加され、さらに便利になります。

◆システム・メニュー

「Nautilusの設定」では、「Nautilusの拡張」の項目にチェックを入れて、「適用」をクリックすると、ファイルブラウザ(Nautilus)の機能を拡張できます。

009Nautilus

ファイルブラウザで右クリックした時に、「端末の中に開く」、「管理者として開く」という便利な機能を追加することができます。

「ファイル・タイプ・マネージャー」では、ファイルをダブルクリックした時に、どのアプリケーションで開くかを、ファイルタイプごとに細かく設定/変更することができます。

010FileTypeManager

10.04から変更となったタイトルバーボタンの配置/配列を変更可能に:「Ubuntu Tweak 0.5.3」

Ubuntu 10.04からウィンドウのタイトルバーのボタン配置/配列が変更となっています。
慣れれば問題ないのでしょうが、9.04や9.10、あるいは他OSとの混在環境の時に、戸惑ってしまうこともあるでしょう。

Ubuntu Tweak 0.5.3の「デスクトップ」>「ウィンドウマネージャの設定」項目では、「タイトルバーボタンの配置」の変更ができるようになっています。

タイトルバーボタンを、従来どおり右側に配置したい場合、「Right」にチェックを入れればOK。

TitleBarButton

「最小化」、「最大化」、「閉じる」のアイコンの配列順序は、「Custom:」にチェックを入れて、表示部分をドラッグすることで変更することができます。

UbuntuTweak053TitleBar

「.conkyrc」サンプルファイル

############この下からコピー#############

background yes
use_xft yes
xftfont Bitstream Vera Sans Mono:size=10
xftalpha 0.8
update_interval 3.0
total_run_times 0
own_window yes
own_window_type normal
own_window_transparent yes
own_window_hints undecorated,below,sticky,skip_taskbar,skip_pager
double_buffer yes
minimum_size 240 5
maximum_width 240
draw_shades yes
draw_outline no
draw_borders no
draw_graph_borders no
default_color white
default_shade_color black
default_outline_color black
alignment top_right
gap_x 12
gap_y 48
no_buffers yes
uppercase no
cpu_avg_samples 2
override_utf8_locale yes
use_spacer none

TEXT
${voffset -1}DATE ${hr 2}
${alignc 35}${font Arial Black:size=26}${time %H:%M}${font}
${alignc}${time %A %d %B}
${font Bitstream Vera Sans:style=Bold:pixelsize=14}SYSTEM${font} ${hr 1}
Kernel: $alignr$kernel
Uptime: $alignr$uptime

CPU: ${alignr}${freq}MHz / ${acpitemp}C
Processes: ${alignr}$processes ($running_processes running)
Load: ${alignr}$loadavg

CPU${alignr}${cpu cpu1}%
${cpubar 4 cpu1}
${cpugraph cccccc ffffff}

Ram ${alignr}$mem / $memmax ($memperc%)
${membar 4}
swap ${alignr}$swap / $swapmax ($swapperc%)
${swapbar 4}

Highest CPU $alignr CPU% MEM%
${top name 1}$alignr${top cpu 1}${top mem 1}
${top name 2}$alignr${top cpu 2}${top mem 2}
${top name 3}$alignr${top cpu 3}${top mem 3}

Highest MEM $alignr CPU% MEM%
${top_mem name 1}$alignr${top_mem cpu 1}${top_mem mem 1}
${top_mem name 2}$alignr${top_mem cpu 2}${top_mem mem 2}
${top_mem name 3}$alignr${top_mem cpu 3}${top_mem mem 3}

${font Bitstream Vera Sans:style=Bold:pixelsize=14}FILESYSTEM${font} ${hr 1}
Root: ${alignr}${fs_free /} / ${fs_size /}
${fs_bar 4 /}
Home: ${alignr}${fs_free /home} / ${fs_size /home}
${fs_bar 4 /home}

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