ユーザフレンドリーなLinuxのディストリビューションとして定評のあるUbuntuは、今回のバージョン、10.10を迎え、さらなる進化を遂げています。
標準で搭載されているツールでも十分に使いやすいUbuntuですが、さらに自分なりに使いやすくカスタマイズしていく上で便利なツールが「Ubuntu Tweak」。
”Tweak”とは、機械などを微調整するというような意味だそうですが、人気アプリケーションの追加、Ubuntuをさらに使いやすくする設定変更/カスタマイズがGUI画面で行えます。
現時点で搭載する機能を全て、ご紹介していきます。
(1)Ubuntu Tweakのダウンロード&インストール
Firefoxで、Ubuntu Tweakの公式ページにアクセス
トップページにある「Download Now!」をクリックします。
しばらく待って現れる画面で「OK」を。

従来はGdebパッケージマネージャが起動しましたが、Ubuntu 10.10の場合、Ubuntuソフトウェアセンターが起動します。
インストールが完了したら、「アプリケーション」>「システムツール」から起動します。

初回はこのような警告がでます。「はい」をクリックして、Ubuntu Tweakのリポジトリを有効にします。
これにより、Ubuntu Tweakのアップデートが行われた際にアップデートマネージャで更新情報が知らされるようになり、簡単にアップデートが可能となります。
(2)サードパーティのアプリケーションの追加
まずは、「アプリケーションセンター」を開いてみましょう。
追加可能なアプリケーションの一覧が表示されます。Skype, Google Chromeなどの人気のアプリケーションが追加インストール可能です。中でも「Ubuntu restricted extras」はぜひ導入しておきましょう。サウンド/動画関連のコーデックやJavaのランタイム版、YouTubeやFlashコンテンツを観るためのAdobe Flashのプラグインなどが、一気にまとめて導入されます。
導入したいアプリケーションのチェックボックスにチェックを入れて「適用」をクリックすれば、自動でダウンロード&インストールが行われます。
(3)追加できるアプリを増やす・・・リポジトリの追加

「リポジトリ」とは集積所の意味。ネット上のサーバに置かれるソフトウェアの置き場を意味します。
そのアドレスを追加登録しておくことで、Ubuntu標準として追加インストールできるアプリケーション以外に、サードパーティ(個人も含めて)が提供する人気のアプリケーションを追加することが可能となります。
「ソースセンター」を選択します。
利用可能なリポジトリのリストを更新するために、上のような画面がでたら「はい」を選びます。
*先程のパスワードの入力から10分以内であれば、ここで改めてパスワードは求められません。

Google Chromeや動画形式変換アプリとして人気の「Handbrake」などのリポジトリを追加できます。
一覧のチェックボックスにチェックを入れて、「更新」をクリックします。
一部のリポジトリサーバでエラー表示がでますが、とりあえずは無視して大丈夫。
新たにリポジトリを追加した事で、追加可能なパッケージのリストが一覧で表示されます。
追加したいものにチェックを入れて「はい」をクリックしてもいいですし、さきほどの「アプリケーションセンター」で、新たに追加できるアプリケーションとしてリストに追加されるので、そこから追加インストールすることも可能となります。
(4)パッケージクリーナー
十分なディスク容量があれば、さほど気にする必要はありませんが、Ubuntuのディスク容量が逼迫して、少しでもディスク容量を確保したい、という時に役立つのがこれ。
不要なファイルを一覧表示させて、一括で消去させることで、ディスク容量を確保することができます。
(5)ログインの設定

会議での利用時などで、ログイン時のサウンドを鳴らしたくない場合などの、ログイン時の挙動について、またログイン画面に表示されるロゴ、背景画像を変更することができます。
(6)3D画面エフェクト「Compiz」の設定
「Compizの設定」メニューでは、デスクトップキューブなどの3D画面エフェクトなど、派手な画面効果の詳細設定が可能な「CompizConfig設定マネージャ」の追加ができます。項目にチェックを入れて「適用」を押します。

さらに、「実用的な拡張機能」の「シンプルなデスクトップ効果の・・・」を有効にすることで、3Dエフェクトの設定変更が簡単に行えるツールを追加できます。
また、「Screenlets・・・」を有効にすることでデスクトップウィジェットを追加できます。
*Compizの詳細については、別記事で改めて紹介していきます。
(7)<<新機能>>Desktopの復元

トラブルやアップデートに備えて、デスクトップの設定、アプリケーションの設定などをバックアップしておけます。いくつでも保存しておくことができ、好きな時のバックアップ状態に戻ることが可能です。

バックアップ名として、デフォルトでは日時となっていますが、好きな名称で保存しておくことができます。
(8)GNOMEの設定
(9)ウィンドウマネージャの設定

Ubuntu 10.04からウィンドウのクローズ、最小化/最大化ボタンが左上に変更となりましたが、Windowsと同じように右上にしたい場合には「タイトルバーボタンの配置」で簡単に変更ができます。
また、「コンポジーティング・マネージャー」で、「Metacity・・・にチェックを入れると、画面効果に対応していないグラフィックス環境でも、影の表示が行われて、見た目が向上します。
(10)デスクトップアイコンの設定

項目にチェックを入れることで、デスクトップにゴミ箱などのアイコンを追加で表示させることができます。
(11)コマンドのショートカット

「システム」>「設定」>「キーボードショットカット」で用意されているショートカット以外に、自分で好みのショートカットを追加することができます。
(12)スクリプトの管理

ファイルブラウザ「Nautilus」の機能を大幅に強化するスクリプトを簡単に追加できます。
右側の一覧から、追加したい項目を真ん中の「nautilus-scripts」にドラッグするだけでOK!

ファイルやフォルダを選択し、右クリックして現れる”コンテキストメニュー”の「スクリプト」から項目を選ぶだけでスクリプトを実行。画像形式の変換などが簡単に行えるようになります。
(13)デフォルト・フォルダーの場所

デフォルトで保存されるフォルダーの場所を自由に変更できます。
(14)Nautilusの設定

「Nautilus”ファイルのプロパティ”画面の高度なアクセスを許可する」にチェックをいれると・・・

デフォルトでは、ファイル/フォルダのプロパティを開いてみると「アクセス権」タブで表示される項目はシンプルなものであるのが、次の画像のように、詳細なアクセス権の設定ができるようになります。
「Nautilusの拡張」では・・・

「フォルダをルート権限で開きます」にチェックを入れると、ファイル/フォルダを管理者権限で開けるようになります。
「端末でフォルダを開く」を有効にすると、その階層で端末を開くことができます。
(15)コンピュータの詳細

システムの情報を参照できる他、ホスト名を変更することができます。
(16)セキュリティ関連
パソコンを不特定多数で利用できるようにする際に、制限したい項目が一覧で表示されており、チェックを入れるだけで設定を有効にできます。
(17)ファイル・タイプマネージャ

ダブルクリックして起動するアプリケーションをファイル形式ごとに詳細に設定変更することができます。
(18)電源管理設定

「システム」>「設定」>「電源の管理」を補完する設定が行えます。
以上のように、Ubuntuの設定変更/カスタマイズがGUIにより簡単に行えるUbuntu Tweak。
新たにデスクトップ設定のバックアップ/リストア機能も加わり、ますます便利になっています。
ぜひUbuntu Tweakで、あなたのデスクトップ環境をさらに使いやすくカスタマイズしてみてはいかがでしょうか?
Viva! Ubuntu!!












































































