Author Archives: u-bon

日本の情報インフラの復興を支えるのは、やはりNTTと実感。

Exif_JPEG_PICTURE

毎日12〜14時間ほどさいたまスーパーアリーナの一時避難所に詰めていると、被災者の皆さん、双葉町役場の皆さん、そして、ボランティアの皆さん、埼玉県、さいたま市の職員の皆さんと親しくなってくると共に、皆さんから情報面で頼っていただけるようになってきました。

何か困ったことがあると、皆さんが当コーナーへ飛んでくるようになっています。(^_^;

 

さて、3/18日、スーパーアリーナが一時避難所として開設されることが正式に発表されて、PCと、モバイルルータを担いで駆けつけた時には、すでにNTTの制服を着た皆さんが工事に着手しているところでした。

前回の記事にも書いた通り、避難所生活における、あらゆる情報を見極めてご提供することで、少しでも多くの不安を解消して差し上げる・・・という活動を我々ボランティアが実行できるのも、安定したインターネットの通信基盤があるおかげです。

実は昨日、可動式のゲート表示機の車によりケーブルが切断されてしまい、一時通信が途絶えてしまいました。

しかし、電話一本で駆けつけてくださった技術担当者により、すぐにケーブルが敷き直されたのにはビックリ!ほんのわずかな時間で復旧しました。

きっと、被災地の津々浦々までNTTの技術の皆さんが、国民生活の復旧のために、尽力なさっているのだろうなぁと、あらためて実感できた瞬間でした。

今回避難していらした方は原発関連のお仕事をなさっている方が多く、エンジニア系の方が多い印象です。

ノートPCやタブレット、スマートフォンを持ってきている方もかなり目立ちます。

そんな皆さんにとって、インターネットが利用できる事、あらゆる情報を得ることが可能であることは、どんなに力づよいことでしょう。

一方で、普段PCやインターネットを利用することが無い方も大勢いらっしゃいます。今回のような震災時には「情報」こそが安全の確保、不安の解消に必要なものとなります。

情報とは、意思決定のために必要なもの。

そんな情報を、「インターネットで何でも調べる」事が我々のミッションでることは前回の記事でも述べたとおりです。

震災以来、わずかな手がかりだけを頼りに、消息不明の親族を代わりに探して差し上げることで、深々と感謝をされるのも、明日からの暮らしの不安を解消するための情報をご提供することで感謝されるのも、インターネットのインフラがあってこそのものです。

昼間は元気に外で遊ぶ子供たち、生徒、学生にとって、寝る前のひとときはゲームを通じてのコミュニケーションの場。

当コーナーはNTTさんにより、無線LAN接続も用意されていますので、Nintendo DSやPSPを持った子供たちは、ネットでつながった状態で、ゲームを通じて他校の子供たちとの交流ができ仲良くなれています。

それらゲームの攻略法をPCで調べたり、手順をYouTube動画で確認したりと、子供たちは何のサポートも必要とせずに問題なく利用しています。

子供たちがこのようにまとまって遊んでいてくれているおかげで、親御さんたちもじっくりと、夫婦で今後のことを話し合ったり、精神的にも肉体的にも披露が蓄積した体を、休めることができているのかも知れません。

一方、埼玉県の高校に編入することになった高校生たちは、必死になって高校の情報を探しています。

偏差値情報など、学生時代に塾の講師として進路指導も行なった経験が、久々に蘇りました。

 

さて、3/31までが利用期限である、こちらさいたまアリーナ一時避難所。

4/1の新年度から新たな生活を迎える避難者の皆さんは、ひとまずは安全が確保できている状態です。

しかし、地元に戻るか、故郷から離れた首都圏にとどまるか、もっと遠くへ行くか、という、人生の中でも最大とも言えるような、大きな決断を迫られています。

ところが、将来への不安をかかえながらも、立ち上がり、顔を上げて、明日に向って歩き始めようとしています。

阪神淡路大震災が起きた1995年はちょうどインターネットの黎明期。

あれから16年経った今、すでに「情報化」という言葉が使われなくなり、インフラが整備されたことで、仕事も日常生活も、高度な情報環境の中にあるわけです。

そんな環境インフラを、今回の震災からの復興に、いかに役立てていくか。。。

今回、一時避難所という、現場の最前線でのボランティア活動に飛び込んだわけですが、ここを起点として、復興にあたって、情報環境をいかに活用していくか。。。

それが今回、この場所で情報ボランティアを行なった我々にとっての、テーマとなるのではないかと思います。

そんな中で、今回のNTTの迅速な対応、技術力、高度なサポート力を改めて目の当たりにして、、、さらには下記のような報道資料を見ると、日本の情報インフラ、情報環境のインフラの復興を支えるのは、やっぱりNTTなんだな!と、再認識し、大いに実感している所です。

 

避難所への無料インターネット接続コーナーの設置について(NTT東日本、報道発表資料 3/25発)

*<追記>その後の東日本大震災 情報環境ボランティアに関する記事は、http://gambappe.net/ に継続して掲載いたしております。

インターネットで何でも調べます!

Exif_JPEG_PICTURE

さいたまスーパーアリーナ一時避難所の開設から早いもので今日でちょうど一週間。

地震、津波さらには原発事故により避難してきた皆さんにとって、数多くのボランティアにより支えられた当避難所により、ひとまず安全が確保されているわけですが、一息つく間もなく、3/31の退出期限を前に、4/1以降についてどうするかの選択が迫られています。

双葉町の皆さんは、すでに埼玉県加須市にある旧騎西高校の校舎にまとまって移動することが決定しましたが、それ以外の皆さん、特にいわき市の皆さんにとっては、自宅に戻るのか、埼玉県などが提供する住宅に移住するか・・・それは同時に、地元での仕事を捨て、新しい仕事を見つけるか・・・という重要な選択を迫られています。

一週間前、一時避難所に到着した時点では、数日で原発の問題もおさまり、すぐに帰れるものと思っていたにも関わらず、徐々に悪化の一途を辿るようなニュースが舞い込む度に、皆さんの不安がますます増幅している状況です。

特に小さなお子さんを抱えるご両親、妊娠中の方、病気を抱えている方にとってはさらに不安が増幅し、皆さん落ち着いて、平静を装っていらっしゃいますが、我々のインターネット・コーナーにお見えになる皆さんは、「これからどうしたらいいか、頭の中の整理がつかず、パニック状態」と訴える方が大勢いらっしゃいます。

お子さんの学校の問題、住宅の問題、もし引越した場合の生活環境についてなど、明日はどうなるんだろう、これからどうしたらいいんだろう・・・という多くの不安を抱えている状態です。

仕事でどうしても地元に戻らなければならない方にとって、帰りの道順、ガソリンスタンドの営業状況なども不安のひとつです。

津波による壊滅的な被害を受けた三陸地方の避難所に比べれば、物資など、恵まれた環境であるとは言え、これらの多くの不安を抱える避難者の皆さんに対して、「インターネットで何でも調べます!」と手製の看板を首からぶらさげた我々のコーナーでは、インターネット上から正確な情報を入手し、ご提供することが我々の役割。それにより、少しでも避難者の方の不安を解消して差し上げることが我々のミッションとなっています。

ところで、避難者の皆さんの間では、窃盗団が避難者の留守宅を狙って多くの泥棒が盗みを働いているらしい・・・という、不安から来る噂が飛び交うようにもなりました。ネットを見てみると、残念なことに掲示板などに根拠の無いデマが数多く書かれています。福島県警、所轄の警察署、地元の新聞社、テレビ局などに問合せ、確認を取った上で、そのような事実はない事を確認し、デマが飛び交うことを抑えるような働きかけもおこなっています。

一方、3/11の地震発生直後から避難所を点々としている方々にとって、自宅の状況がどうなっているかという大きな不安もあります。

自宅や親戚、親しい友人宅がどのようになっているか、損壊状況がどの程度か、乗り捨ててきた車がどうなっているか、自分の農場がどのようになっているのか・・・。

そのような不安を抱える皆さんには、被災後の衛星画像をGoogle Earthでお見せすることで、状況を正確に把握していただくことができています。

実際の画像を目の当たりにすると、皆さん、噂と現実とのギャップに驚かれています。例えば双葉町の場合、役場まで津波に襲われたという噂であったにもかかわらず、実際には数キロも手前までしか津波は押し寄せていなかった事が衛星画像ではっきりとわかります。(Twitterで多くの皆さんにご尽力いただき、衛星画像を観れるようになりました)

このように、避難者の皆さんの不安を少しでも解消するための情報を、有志の方がFacebookページにまとめてくださっています。ぜひ、皆さん、コメントなどで有益な情報をご提供いただければと思います。

◆福島県双葉町一時避難所 情報ページ : http://goo.gl/jHiZu

*<追記>その後の東日本大震災 情報環境ボランティアに関する記事は、http://gambappe.net/ に継続して掲載いたしております。

みなさんの善意に感謝! 双葉町へのPC支援に数多くの申し出が!

昨日、双葉町へのPC支援に関して、CNET Japan様、BCN Bizline様のご協力の元に呼びかけていただいた所、すぐに数多くのお申し出をいただきました。

数多くの企業様、個人の皆様からのお申し出をいただいており、必要台数をすべて確保することができました。

この場を借りまして、私からも厚く御礼申し上げます。

ありがとうございます!

みなさんのご好意により、すでに必要台数を確保することができました。

また、せっかくお申し出をいただいたにもかかわらず、お断りせざるを得ない状況となってしまった皆様には深くお詫び申し上げます。

 

なお、双葉町の場合、町ぐるみでの避難を行なったことにより、すぐに4/1から新たな体制でスタートを切れる状況にありますが、他の市町村においては、役場機能の復旧は、まだまだこれからという状況です。

もしも、今回のように、他の市町村についてもお役に立てるようであれば、みなさんのせっかくのご好意を無にしないためにも、現地でのニーズとのマッチングを行えるような体制が取れればと思っています。

その折には、あらためて呼びかけをさせていただければと思っております。

取り急ぎ、御礼とご報告ということで、さいたまスーパーアリーナ内、インターネットコーナーの現場より、失礼いたします。

(社)情報環境コミュニケーションズ

代表理事 愛甲 裕

*<追記>その後の東日本大震災 情報環境ボランティアに関する記事は、http://gambappe.net/ に継続して掲載いたしております。

「インターネットで何でも情報調べます!」と言える方自主的にご参加ください。

Exif_JPEG_PICTURE

本ブログ、ツイッタで募集をしておきながら、受け入れ体制が全く機能せず、大変申し訳ありません。
こちらさいたまスーパーアリーナでは、ひとまず原発の脅威から、ひとまず安全な環境に逃れたみなさんがいらっしゃっているわけですが、4日目を迎え、ようやく、これからに向かってみなさん、動き出し初めているという印象です。
「みんなの学校」というボランティアによる勉強ルームも用意され、小学生、中学生に分かれての授業も開始しています。

当コーナーでの需要が高いこともあり、4Fの双葉町の仮設役場の近くにもインターネット・コーナーが増設されました!

我々、インターネット・コーナーには、本日6名の方が起こし下さいました。
私とうまく連絡がうまく取れずに、乗り込んできてくださった方が3名。

今日は高校の合格発表、入学手続きなどを調べたいという方、全国の被災者向け住居の募集要項について知りたいという方が朝からいらっしゃいました。
自宅の状況がどうなっているか、Googleマップからの被災状況の航空写真で確認したいという要望が多くなりましたし、地元のライフラインの復旧状況が知りたいという方が多いようです。

避難者との面会にあたっては昨日作成した入居者名簿が効を奏してか、問い合わせが激減しました。

上の写真が双葉町役場で、本日から避難者名簿で来所者を探せるようになっています。

それでも名簿に乗っていない方の消息をなんとか捜したいという方には、当コーナーのスタッフが、少ない手がかりをたよりに何とかお探しできるように皆の知恵を出し合って、ネットでの検索、電話で避難所、役所、警察署などあらゆる可能性のある場所へ連絡を入れてお調べしています。

3連休が終わったものの、ボランティア希望者が多数集まっている状況です。
メディアで大きく報じられている当避難所のボランティアは、「埼玉県社会福祉協議会」が告知募集をしていましたが、その機能はすでに現場に移っている状況です。

私が運営している社団法人は、さいたま県の現地対策本部に直接ぶらさがる形で運営しています。

さて、現地での奉仕に集中し、双葉町機能の埼玉県加須市への移転に向けての準備を、自主的にすでに始めていることもあり、ツイッターなどに返事を書く時間が取れない状況です。誠に申し訳ありません。

そこで、こちらで奉仕ができる方は、現地へお越しください。
ただし、ミッションは「インターネットで何でも情報調べます!」です。

ですから、PC、電話など、あらゆる手段を使って、何でもご要望にお応えできるように、被災者の皆さんの不安を少しでも解消して差し上げられるように動くことが我々の今の任務です。
これに限らず、大量に出るゴミ捨てを手伝ったり、床にゴミが落ちていたら率先して拾ったりすることはもちろん、お困りのご様子の方を見かけたら積極的に声をかけて、じっくりとお話を聞いて差し上げて少しでもお役に立てることに至るまで、自分ができることを、自主的に、この場でインターネットを中核として行うことができる方ならば、ぜひいつでもどなたでもお越しになって奉仕活動をしていただければと思います。

重要なことは、誤った情報を伝えないこと。デマに振り回されず、明らかなソースによる正しい情報をお伝えすることが何よりも重要です。
会場のPCは限られているので、ご自身のPCを持参して情報を調べていただけるとなおいいと思います。

これから当コーナーでのボランティアに参加可能な方は、朝9時過ぎから消灯時間の22時の間に、自主的に活動を行っていただければと思います。
私からの返事はできませんが、@ubon宛にいつ来れるかをツイートしていただければ助かります。

*<追記>その後の東日本大震災 情報環境ボランティアに関する記事は、http://gambappe.net/ に継続して掲載いたしております。

大丈夫! 双葉町!! ソーシャルネットワーク & オープンソースの底力

Exif_JPEG_PICTURE

3月21日、さいたまスーパーアリーナ内の一時避難所に役場機能を移転した福島県双葉町役場が本格稼働開始となりました。

前回の記事に書いた通り、来所者名簿が出来上がっていない状況ということで、役場も避難者も、避難者を探す人も大変な状況。

防災対策本部の責任者の方に来場者名簿の作成を提案し、町役場からボランティアに依頼をしていただき、朝から人海戦術で、アリーナ内の柱番号ごとにどの方がいるのかを、シートに記入して回っていただくことに。

私の方からは、ツイッターで呼びかけて、データ入力を行える方を呼びかけました。
数時間の内に予定人員を超える8名の方がご応募くださいました。

10時からスタンバイして、600枚を超えるシートが届いたのは正午前。

前日のポカポカ陽気がウソのように寒風吹きすさぶアリーナゲート付近で凍えながら、休憩も取らずに持ち込んでいただいたパソコンで夕方6時までに入力してくださったデータは、他の町の方も含めて2,000名を超えていました。

個人情報の取り扱いということになるので、私が代表理事を務める非営利団体である一般社団法人として、ISMSのセキュリティ管理に準拠した手順で受託することにしました。
(実は私はプライバシーマークのコンサルティングも行っていたりします。)

ところで、必ず自分の場所に戻る、朝食時を狙って100名を超えるボランティアによってシートを配布して回収したため、ほぼ全員の名簿の作成に成功!!

名前の漢字は外字が多く、入力が難しかったり記入文字の判読ができない場合が多いものですが、ネットで調べたり、入力後に間違いが無いかをチェックするなどの役割分担を皆さんが自主的に組んでくださったので、精度の高いデータが出来上がっているはずです。

ボランティアのみなさんには役場の担当者に立会いの元、記入シートの返却、データをその場で削除するまで待機していただきました。

皆さんに入力していただいたのはWindowsPCでExelで行っていただいたのですが、最終的に私の事務所に戻り、最終のチェック、集計、ソートなどの作業はUbuntu機のOpenOffice.orgのSpreadSheetで行ないました。

アリーナの壁への張り出し用、仮設役場での参照用など、リクエストに応じて出力、コピーを行い、400枚ほどの紙を消費。

入力データとともに、お約束の22時にお届けすることができました!

情報管理責任者の方の立会いの元、防災対策本部のご担当者に納品。
本来ならば、役場が用意するデータ納品、データ削除の確認書類に社印、代表者印を捺印して提出すべきところですが、それも無い状況ですので、こちらで作業の手順、データの管理、削除に至るまでの報告を書類で提出させていただきました。

お二人には深々と頭を下げられ、くれぐれも今日、入力を行ってくださった皆さんによろしくお伝えくださいとの、感謝の言葉を述べられておりました。

4月1日以降は、加須市の旧県立騎西高校跡地と決まりました。
地震、津波、原発と、避難所を転々とした住民の皆さんも、とりあえずは落ち着いて一緒に過ごせる場所が決まったとあって、少しはホッと一息つけるのではないでしょうか。

ぜひ、PCも救援物資として、職員全員、避難者、そしてお子さん達が通う学校などに寄贈できるように働きかけていきたいと思っています。

今日のミッションは、被災地の支援、復旧、原発の問題に立ち向かう勇敢な皆さんの貢献には足元にも及びませんが、連日の業務で疲労もピークに達している双葉町役場の皆さんに対して、ソーシャルでつながったみんなのエールとして、きっと届いたのではないかと思います。

このエール、ソーシャルの、そしてオープンソースの底力を、もっともっと大きく広げていきましょう! 仲間たち!!

*<追記>その後の東日本大震災 情報環境ボランティアに関する記事は、http://gambappe.net/ に継続して掲載いたしております。

さいたまスーパーアリーナ 一時避難所 インターネットコーナー

地震、津波のみならず、さらに原発事故にまで巻き込まれた方々が避難していらっしゃった「さいたまスーパーアリーナ」。

品不足が続いている状態なのに、自分たちの分を削ってまで被災地に届けようという善意が多くあつまり、救援物資の置き場がすでに溢れかえるほどになり、すでに物品の受付は終了したようです。

さらに3連休中日の今日は、多くのボランディア希望者が集まり、10:30にはすでに予定人員をオーバーし、こちらも受付終了。

我々、インターネットコーナーには、こちら及びTwitterでの呼びかけで4名のみなさんにお集まりいただき、2日目も無事、そして不安な中、情報を調べて差し上げる奉仕をすることができました。

この場をお借りして、ご参加くださったみなさんには御礼申し上げます。

さて、昨日は、故郷を離れ、遠く離れたさいたまに、バスで到着し、ようやく少しはくつろげた方、不安な夜を過ごした方、さまざまな方がいらっしゃったことでしょう。

2日目の今日は、近隣のスパなどの協力により、みなさん順番にお風呂へ。そしてコインランドリーで洗濯などへ。

ひとまず安全が確保できたところで、今日は次なる対応として次のような情報を調べて欲しいという要望がありました。

  • 全国の都道府県が住宅を提供するという発表があったが、申し込み方法などが知りたい。
  • その場合、お子さんの転校手続きをどうすればいいかがしりたい。
  • 自分が生きているということを、姉に伝えたい。
  • 高校の合格発表がまだなので、いつになるのかがしりたい。
  • 高校、大学に合格したのだが、入学手続きをどのようにすればいいか、しりたい。
  • いわき、福島、郡山への移動手段 → 高速バスが再開、時刻表を調査。
  • 仕事のため、福島方面へ戻るための道路の状況を調べたい → 宇都宮まで東北道、あとは国道4号

そして何よりも多かったのが面会に来た人、来所者同士での人探し。

実は、安否情報も集計できぬまま原発事故で避難を余儀なくされた双葉町は、町長以下役場機能ごとさいたまアリーナに避難してきています。

そこで、避難者を集めて、移動するだけで精一杯で、来所者名簿が出来上がっていません。

このため、人を探すには、探している人の名前を紙に書いて入り口付近で掲げてじっと待つか、館内をくまなく歩き回るしか方法がありません。3時間以上探し続けて、あきらめて帰る人、4時間じっと待っていて、ようやく会うことができた人など大変な状況でした。

そこで、町の防災対策本部の責任者の方に申し出て、家族単位で、氏名、大まかな住所、滞在している柱番号などをカードに記入してもらって、回収したものをOpenOffce.org Calc & Exelで人海戦術で入力。(合計1200名、家族にすると400家族程度?)

避難所名簿を作って、2Fの当コーナー、4Fの仮設町役場で、紙の名簿で参照したりPCで検索できるようにするための支援を行なうことにしました。

Twitterで呼びかけたところ、予定を上回る方々に表明いただき、明日朝から入力を行い、午前中には名簿ができるようにみなさんにご協力いただきます。

さて、22日(火)〜25日(金)で10:00から21:00まで、対応できるボランティアの方を引き続き募集いたします。 可能な方は、@ubon 宛にツイートをお願いいたします。

◆ボランティアの方への注意事項

  • 会場内はとても乾燥しています。マスクをご持参ください。風邪対策としても重要です。
  • 食事、飲料などは避難者ようです。ご自身でご持参ください。私はおにぎりと水筒をもっていってます。
  • ポケットで出し入れできるメモ帳、筆記用具を。
  • 集合場所は、全体のボランティアビューロではありません。さいたまスーパーアリーナBゲート入り口から一時避難所に入り、右手にある「インターネット・コーナー」に直接お越しいただきます。

それでは、明日に向けての準備にとりかかります。

*<追記>その後の東日本大震災 情報環境ボランティアに関する記事は、http://gambappe.net/ に継続して掲載いたしております。

3/31まで、さいたまスーパーアリーナ一時避難所でインターネット・コーナーやっています。

172356_160344044023174_108516532539259_372093_7046002_o

今回の震災の避難者を受け入れているさいたまスーパーアリーナ。昨日までは700名程であったのが、3/19は福島県双葉町が町長以下役場機能ごとさいたま市に移動することになり、新たに1800名を受け入れることになりました。

昨日からの炊き出しに始まり、救援物資の受付、介護、救護、マッサージなど、様々な役割をボランティアがおこなっています。

私は、NTT東日本さんが敷いてくださった光回線による無料インターネット接続コーナーに、Ubuntu機4台を持ち込んで、一日張り付きました。

当初、トップページをGoogleにしていたのですが、やはりお子さん、お母さんはYahooがいいようで、2台ずつホームをGoogleとYahooにしてみました。

多くの方がご自分で操作して、Ubuntuでも全く問題なく、お使いいただいており、使い方についてのサポートは不要でした。
やはり、みなさん、原発関連の最新情報を調べる方が多く、放射線量を参照している方が多かったように見受けれました。
この場所から、ブログやMixiで近況を報告したいので使わして欲しいという方もいらっしゃいました。

あと、私の背中に紙で「インターネットで情報をお調べします」と書いて張り付けていたのですが、ご要望に応じて、様々な情報を調べて差し上げました。

  • いわき市に残っている仲間に、ガソリンを入れられるスタンドを調べて連絡を入れたいという方。
  • キャッシュカードを自宅に忘れてしまったので、どこに連絡したらいいかが知りたいという方。
  • こちらに避難して来て、友人のツテで仕事が見つかったので現場に行くまでの電車、バスでの行き方が知りたいという方。
  • オーストラリアのホームステイ先へ行けなくなった事をメールで連絡を入れたいという方。また電話を何度かけてもつながらないので電話番号を調べたいという方。(市外局番が間違っていたことを突き止められました)
  • 県の教育委員会からの通達を調べたいという小学校の先生。
  • 宮城県の他の避難所の名簿がPDFデータであるため、携帯では調べられず、はがゆい思いをしていたのですが、この場所で見れて良かった!と喜んでくださった方。。。。。

そして何よりも、Ubuntuが力を発揮できるのが「言語サポート」機能。
世界各国語に対応しているので、ネットにさえ接続していれば、追加インストールであらゆる言語に切り替えができます。英語であれば最初から入っています。

英語の先生として来日している米国の方がインターネットを使いたいということで、英語環境に切り替えてすぐに利用できるようにしました。
目を丸くして驚いていました。

・・・ということで、ボランティアとしては、PC&ネット環境をご提供するだけでなく、「情報を調べて差し上げる」という事が重要であることが確認できました。

ボランティア募集!

さて、3/20(日)以降、私と一緒に、そして交代で、この場所でのインターネット操作のサポート、ネットでの検索を代行してくださる方がいらっしゃいましたらご連絡いただけば幸いです。

場所は狭いので1〜2名で対応可能かと思います。朝10:00〜消灯の22:00の範囲内で、対応可能な日時をお知らせいただければと思います。

私は22日(火)〜25(金)にどうしても外せない仕事があり、フルで張り付く事ができず、この4日間は、19:30から22:00までしか居れそうにない状況です。
機材は置いたままにするので、来所者に自由に使っていただく・・・という点では問題ないかと思うのですが、何かを知りたい!調べたい!という方の要望に応えられるように奉仕ができる方はぜひご参加ください。

できれば、明日20日、21日(祝)のうちに一度現場に来ていただき、お目にかかって詳細の打ち合わせができればと思っています。

連絡は、Twitterで「@ubon」宛に対応可能な日時をダイレクトメッセージでお送りください。

ご連絡をお待ち申し上げております。


*<追記>その後の東日本大震災 情報環境ボランティアに関する記事は、http://gambappe.net/ に継続して掲載いたしております。

避難所にインターネット環境を

一昨日から3/31までの予定で、東北地方太平洋沖地震で被災された方及び福島原子力発電所の事故にともなって避難された方を受け入れるため、さいたまスーパーアリーナが一時避難場所として提供されています。

昨日、仕事を終えてから現地に行ってみると、布団を始め大きな荷物を抱えたご家族が到着した所で、会場への誘導、荷物運びのお手伝いをしてきました。

アリーナーの中ではなく、2F通路部分ではありますが、クッションが敷かれ毛布も用意され、暖房も効きトイレも充分ある状態でした。また携帯電話の充電コーナーも用意されていました。

避難してきた方からの細々した問合せに県の職員の方が丁寧に応対しているのですが、電話帳で調べており、大変そうでした。

そこで夕べからノートPCを5台、インターネット閲覧用にセットアップし、NTTホットスポットで接続できるようにセットアップをしました。

もちろん全てOSはUbuntu。

Firefoxでインターネットにアクセスし、情報を得ていただく専用機としてセットアップしました。

テーブル2台くらいのコーナーを貰って、避難なさっている方に順番で利用していただけるようにできればと思っています。

現場に交代でついて、マシンのトラブル対応、使い方が分からない方をサポートしたり、何か必要な事をお調べしたり。。。

現場と直接交渉するのは混乱の元なので、今朝、県の担当者を調べて連絡、現場との調整をしてくれるとのことでした。

この申し出は、優先順位としては、さほど高い事ではないので、依頼はこないかも知れませんが、要請が来たらすぐに設営できるように、スタンバイをしているところです。


*<追記>東日本大震災 情報環境ボランティアに関する記事は、http://gambappe.net/ に継続して掲載いたしております。

復興に向けたPCをUbuntuベースで(素案)

PrayForJapanUSA

今回の大震災にあたり、世界各国から「Pray for Japan」というビジュアルメッセージが届いているようです。

Facebookでは「Pic Badges」というのがあるということも教えていただきました。

地震発生以来、同じ日本人として、これから復興を目指して行く中で、なにか自分なりにお役にたてることはないだろうかと考えています。

被災地の避難所で電源とネットワークが確保できた時に、さらには災害に遭われた皆さんが数ヶ月後に仮説住宅にご入居なさった時に、何らかの回線とPCを無償でご提供できるように、各方面に働きかけ、意見を伺ってみたいと思っています。

具体的には、企業のリース上がりのノートPCなどをご提供いただいて、回線事業者様にもご協力をいただきながら、Ubuntu+アプリケーションをインストールして、すぐに利用可能な状態にして、ご提供できないものか。。。

被災地で不自由な生活を余儀なくされる皆さんの情報環境面で少しでもお役にたてるように、PCのセットアップや配布を被災地(あるいは周辺)にいらっしゃるボランティアの皆さんにご協力をいただきながら行えないものかと。。。

現状ではまだ思いつきの段階ですので、制約条件が多数あると思います。まずはその制約条件を洗いだした上で、具体化を考えていきたいと思っています。

Ubuntu 11.04(Natty Narwhal)アルファ3がリリース。CD-RもUSBメモリも使わずに「UNetbootin」を使ってハードディスクからライブ起動でお試しを。

021UNetbootin

4月28日の正式版リリースに向けて、着々と準備が進んでいるUbuntu 11.04 = Natty Narwhal。
まだまだアルファ版ながらも第3弾が3/3にリリースされています。
今後は、3/31にベータ1,そして今回はRC版(リリース候補版)は公開されず、4/14にベータ2がリリースされていく予定です。

Ubuntu 11.04からはデスクトップインタフェースが「Unity」に変わりますが、このアルファ3になって、機能も充実し、そろそろ正式版に近づいて来ているようです。

従来ならば、「VirtualBox」や「testdrive」(*文末参照)を用いて仮想環境で試用していましたが、「Unity」は3Dグラフィックス環境に対応している必要があり、仮想環境ではうまく動きません。
ログイン時にクラシックモードを選ぶことで動かせはしますが、従来のGNOME標準のデスクトップと同じものとなってしまいます。

Ubuntu 11.04の標準デスクトップ「Unity」環境を体験するには、CD-Rに焼くか、「システム」>「システム管理」>「スタートアップディスクの作成」を用いて、USBメモリで起動できるようにするか、ということになります。

これらが面倒で、ただ単にライブ起動で体験してみたい場合には、「UNetbootin」でハードディスク内に保存したISOデータを読み込んで起動させると簡単です。この方法はLifehacerでも紹介されていました。

◆UNetbootinのインストール

  1. Synapticパッケージマネージャで「ppa:gezakovacs/ppa」をリポジトリに追加(*1)します。
  2. 再読込を忘れずに
  3. 「unetbootin」で検索して、ダウンロード&インストールします。
  4. 起動は「アプリケーション」>「システムツール」からどうぞ。

(*1)リポジトリの追加方法については http://viva-ubuntu.com/?p=4821 の「◆手動でのPPAの追加も簡単に進化!」をご覧ください。

◆Ubuntu 11.04のISOイメージをダウンロード

下記URLから「natty-desktop-i386.iso」をダウンロードします。
http://cdimage.ubuntu.com/releases/natty/alpha-3/
(alternate版はテキストインストール版となるのでご注意を)

Kubuntu, Xubuntu, ARM版などは下記からアクセスできます。
http://www.ubuntu.com/testing/natty/alpha3

 

◆UNetbootinでISOファイルの読み込み

UNetbootinを起動させたら「Diskimage」で「ISO」が選ばれている状態で、右端のボタンをクリックし、ISOファイルの置き場所を指定します。


一番下の「Type:」で「ハードディスク」を選択。「Drive:」で「/」が表示されることを確認します。
「OK」をクリックすると、ファイルの抽出とコピーが始まります。


ブートローダーをインストール後、「インストール完了、再起動」とでたら、「今すぐ再起動」をクリックします。

◆ブートセレクターを表示させて起動

BIOSを通過後すぐに「Esc」キーを押します。
機種によっては「Esc」を押し続けると、ピーピー鳴ってうるさいこともありますのでご注意を。
速いPCだとなかなかタイミングが合わせづらいですね。
Windowsとのデュアルブート環境だと自動的にブートセレクターが表示されますが。。。

ブートセレクターの一覧には「UNetbootin」という項目が一時的に加わっています。
これを選べばライブ環境で起動ができるようになります。

◆ライブCDの起動設定解除

次回UNetbootinを起動させようとすると、「UNetbootin is currently installed. Remove the existing version?」という表記がでます。

ここで「OK」をクリックすれば、ライブCD ISOイメージを読み込んだ設定が解除されます。
ブートセレクターの項目からも消えて元に戻りますので、ハードディスク内を汚すこともなく便利ですね。

*「testdrive」に関する記事