
プロジェクターにノートPCを接続してプレゼンをおこないたい時、会社や自宅でデスクトップのモニターに接続して広い画面領域を利用して効率よく作業をおこないたい時、さらには、リビングで大型テレビと接続して写真や動画を鑑賞したい時、グラフィックス・ドライバが正しく導入されたノートPCであれば、「マルチモニター」として利用することができます。
プロジェクターなどに接続しても画像が出ない場合、ケーブルを正しく接続した状態で、いったんログアウトし、再度ログインすれば画像が出るようになるでしょう。機種によっては、解像度、リフレッシュ・レートを変更すると、うまく切り替えが行われない時がありますので、「再ログイン」あるいは「再起動」してみると、うまくつながることと思います。
設定は「システム」>「設定」>「モニタ」から行えますが、この操作をもっと便利にするのが「Multiple Screens」というアプリケーション。
インストールは、「アプリケーション」>「Ubuntuソフトウェアセンター」で” grandr “で検索して 追加導入します。
インストール後の起動は「システム」>「システム管理」>「Multiple Screens」から。
「Basic」タブでは、モニター毎の解像度&リフレッシュレートの設定を行えます。
この例では上がノートPCの液晶モニター、下側がデスクトップのモニターです。
「Rotation」タブでは、モニターごとに映像の回転ができます。
プロジェクターを縦置きにして投影したい場合などに利用できますし、縦表示に対応したモニターへ映し出す際にも利用できます。
「Layout」タブでは、2つのモニターをどの位置に表示するかを設定します。
この例では、ノートPCの液晶画面を中心に、外部モニターのアイコン右側にドラッグして、「Apply」をクリックすることでマルチモニターを有効にしています。
マウスのポインターが両方のモニターを行き来して、広い領域を1台のPCで利用できるようになるわけです。
Webページのオーサリング作業やアプリケーションのプログラミングを左側で行なって、プレビューを右側のモニターに表示する、という使い方ができるほか、OpenOffice.orgのプレゼンテーションソフトであるImpressでは、プレゼンのスライドだけを外部モニターやプロジェクターに映し出すことができます。メイン画面では、スライドの一覧やスライド毎のノートを参照しながらプレゼンが行えます。
Impressの「スライドショー」>「スライドショーの設定」を開き、「複数ディスプレイ」で、プレゼンスライドをどちらのモニターに映し出すかを選択できます。
「すべてのディスプレイ」を選ぶと、メインとサブの両方で同じ映像が表示されます。
「Multiple Screens」の「Layout」タブで、両方のアイコンを中央に置いた場合も同じです。
これは「クローン出力」とも呼ばれ、両方に同じ映像が出力されるため、マルチモニターに比べて操作がシンプルに行えます。
緊張しがちなプレゼンにおいては、PC操作はシンプルにして、発表に集中したいものですよね。
ただし、注意が必要なのは、この例のように、メインモニターが横長で、サブモニターが4:3, 5:4などの比率のモニターであり、それぞれが同じ解像度を表示できない場合です。この例のように双方で表示できる領域が変わってしまいますので、あらかじめ想定しておく必要があります。
大会場で行われる発表会や講演では、プロの映像/音声担当がいるので彼らスタッフが何とか解決してくれるのですが、貸しホールでの会議、セミナーなどの場合、プロの映像スタッフがおらず、自力でトラブルを回避する必要に迫られることがよくあります。そんな時に備えて、会社や自宅にあるモニターやテレビに接続して練習しておくといいと思います。
あと、プレゼンの際によくある基本的な失敗は、自分の発表の順番が回ってくるまで、演台にノートPCを置いておいて、いざ本番というときにスリープしてしまい、PC自体は復帰できても、プロジェクターの映像が出力できないというトラブルがあります。
そのような事が無いよう「システム」>「設定」>「GNOME スクリーンセーバー」を開き、「アイドルになるまでの時間」を長く設定しておくといいでしょう。さらには、同設定画面にある「パワーマネージメント」から、設定を見直して、スリープしないような設定をしておくといいでしょう。
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