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ガートナーによれば、2008年6/24発表時点で、全世界で稼働中のPCの台数はで10億台を突破。これはパーソナル・コンピュータが生まれてから約30年かけて、積みあげられてきた数値となるワケです。(累計ではないですヨ〜。稼働中の台数です。)

ちなみに、その中でも圧倒的なシェアを持つWindowsを中心とした周辺ビジネス、いわゆる「Windowsエコシステム」のビジネス規模は、算出基準が定かではありませんが、年間で約15兆円とも言われています。

さ て、1998年に検索エンジンで起業したGoogle社。しばらくの間はビジネスモデルが作れず、資本を食いつぶす寸前にまで追い込まれた2001年に現 オーバーチャの創始者ビル・グロス氏によるアイディアを模して開始したキーワード広告によって危機を乗り越えて以来、ずっとGoogleを支える収益の柱 となっているのは「AdWords」によるオンライン広告。

この稼働台数10億台を越えるネットの世界ともなれば、「チリも積もれば山となる」わけですね。
ワ ンクリック7円〜という金額が積もり積もって、Gmail, Google Document、Google Apps、Google Map, Google Earthなど、「え?こんなサービスがタダでいいの?」と思えてしまう程のあらゆるサービスが、一般ユーザに対して無料で提供可能としているワケです。

一方で、このPCのエリアよりも勢いよく領域を広げているのがケータイエリア
今日現在の全世界の人口は約68億人だそうですが、台数ベースではありますが、全世界でのその台数は、すでに30億台を越え、50億台を越えるのは、ほんの数年後とも予測されています。

電話というよりもネット端末としての利用シーンが一気に拡大しているモバイル分野も、広告のマーケットとしては大きいワケですよね。
50億台ともなれば、収益として上がってくる広告費は、「チリも積もれば」ドデカイ山となってしまうことでしょう。

電車の中で、トイレの 中で、布団の中で、ケータイで参照するWebページの中にある、Google ADをユーザがポチっとしてくれればGoogleに広告費が入り、積もり積もった収益の中から開発費を予算化し、ユーザを満足させるサービスを Googleはさらに充実するわけです。今までテレビや新聞などのマス広告費を払えるのは限られた企業/団体でしかなかったのが、中小企業、個人企業に至 るまでが広告を打てるようになる。だから一層広告費を払えるパイも増える。「ロングテール」という考え方はここでも当てはまるのですね。

結果として一般ユーザがタダで利用できる、もっともっと便利な世界が拡がる。Googleが対象とする領域は留まる所を知りません。

受 益者としては一般ユーザだけではありません。私のように個人レベルで情報発信を行っている人々にとってもAdSenseという広告をページ内に貼ること で、わずかとは言え、収益を得ることができます。Viva! Ubuntu!!の場合も、AdSenseにより広告を置かせていただき、皆様がポチポチとクリックしてくだされば、サーバのレンタル代、ドメインの維持 費用などの負担が多少なりとも減る事になり、ありがたいものとなるわけです。

私はスポンサーを探しにいく必要はなく、表示される広告も、ブログの内容にある程度マッチした内容となっているので安心です。「怪しいサイトの広告をクリックしたら大きな被害を被った」などということもなく、読者の皆さんにもご迷惑をかけることもないことでしょうし。

さ て、巨大化するモバイル分野向けとして登場したAndroid。Googleにとって別にAndroidを使ってもらう必要はないワケです。他社のケータ イでもいいワケです。Webページでより多くの人がGoogle AdをポチっとしてくれればGoogleは儲かるんですよね。

しかし、それは現状だけのお話。

Googleが提供する広告が現状の「AdWords」に留まるハズがありません。
もっともっと深〜い所を目指していることは間違いないでしょう。

では、どんな深〜いトコロを目指して、Googleは自社の利益の源泉となる「広告」を打ち出してくるのでしょう?
それこそが、Androidに留まらず、わざわざGoogle Chrome OSまでもを出してくる真の狙いであるような気がしてなりません。

そのヒントはアマゾンにあるような気がします。
過去の買い物履歴、ウィッシュリスト、アクセス履歴に応じて、パーソナルにカスタマイズされたトップページに「おすすめ商品」を表示します。
拒絶しなければ、メールでも「おすすめ商品」が届きます。
私の場合、時には迷惑にも感じながらも、便利さの方が打ち勝って、アマゾンからの”提案”にまんまと乗っかり、書籍、CDなどを「おすすめに乗っかって」購入してしまうことがあります。
現状、手動ではありますが、「おすすめ商品」の設定をチェックで選択できるようにもなっており、自分の好みをアマゾンが覚えてくれるような仕組みもできています。

これが、今後うまく発展していくと、「売り手」と「買い手」とをうまいこと引き合わせる「One to One広告」の理想型に近づいていくことでしょう。
さらに発展すると、日常生活におけるアシスタント、ナビゲーター、さらにはエージェントとして機能していくことになり、ユーザにとっても益々便利なものになっていくことでしょう。
Googleとしては、AdWordsの次の「次世代の広告」をすでに見据えつつ、暮らしや仕事をアシストする総合的なサービスの充実を図って行こうとするでしょう。その窓口となるのがGoogle Chrome OSとなるのだろうと思います。
まずは、ネットブック向けということでリリースするようですが、バージョンを重ね、完成度/充実度が上がった時点でデスクトップ用途を強力に推してくることでしょう。

しかし、一方で、個人情報から購買履歴、アクセス履歴など、ネットを通じて行われる様々な行動が情報として記録され、利用されることになります。プライバ シーに敏感な人、他人には知られたくない趣味/嗜好を持っている場合、法的にグレーな行動をネット上で行っている場合などは、抵抗が大きいことでしょう。

私の場合、すでにGoogle依存度が高い状況にあり、プライバシーの問題については、かなり楽観的にとらえてはいるのですが、オモテIDとウラIDで ネット人格を使い分けるしかないかなぁ・・・なんて事を考えたりしているのですが、そんなに単純には行かないモンでしょうかね?

そんな余談はともかく、おぼろげながらもGoogle Chrome OSがどのようにデビューし、クラウドの中のサービスと共に、どのように進化していくのかを想像すると、そんな恐ろしさを感じつつも、とてつもなく便利になりそうな気がします。そんな中でUbuntuはどのような位置づけになるのか?それは改めて考えてみたいと思います。

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