Ubuntuマシンから他のマシンをリモート操作する方法はいくつもあります。
- UbuntuからWindowsをリモート操作したい:「RDP」
- 「MetaVNC」でWindowsアプリを遠隔操作する:「VNC」
- VirtualBoxをUbuntu上で複数稼働させてシンクライアント風に使う。:「RDP」
- 外出先から自宅のネットワークにVPNで接続。電車の中からiPhoneで自宅のUbuntu機を操作:「VNC」
- sshでリモートで操作できるようにする。iPhoneからもUbuntuを遠隔操作可能に。:「ssh」
これらのように、WindowsやVirtualBoxのクライアントへリモートデスクトップ接続する「RDP」、インターネット/VPN経由での遠隔操作としては「VNC」、コマンド操作であれば「ssh」などの方法があります。
LANのように広帯域のネットワーク内にあるホストであれば、「XDMCP」方式で接続することで、まるで自分のPCで操作しているのと変わらない操作感で遠隔操作が可能となります。
このXDMCPとは、X Display Manager Control Protocolの略で、X Windows Systemのサーバとクライアント間を制御するネットワーク・プロトコル。Ubuntuならば設定はとっても簡単です。
方法は二つあり、1、ログイン時に「XDMCP経由でリモート・ログイン」を選択して、遠隔マシンを完全にリモート操作するThinクライアント的な使い方。
もうひとつは、2、「ターミナル・サーバ・クライアント」を用いてRDPと同じように、ウィンドウに表示させて使う方法です。
これを用いれば、いちいちモニターを切り替えなくても、いいのでラクチンです。
Ubuntuの通常版を、モニタレスでサーバとして運用している場合にも便利です。
(1)クライアント側の下準備
「Xnest」のダウンロード & インストール
Xnestは、X Window Systemのウィンドウで別のX Window Systemのデスクトップを表示することができるツール。
Synapticで検索して入れておきます。
(2)サーバ側の設定
「システム」-「システム管理」-「ログイン画面」を開き、リモート・タブを選択。
「スタイル(S)」で、「リモート・ログインを無効にする」となっている所を、「簡易型」または「ローカルと同じにする」のいずれかに変更します。
ここでいったん、マシンを再起動させておきます。
(3)ログイン時に「XDMCP経由でリモート・ログイン」

ログイン画面で左下のメニューから「XDMCP経由でリモート・ログイン」を選ぶと、リモートで接続可能なホストの一覧が表示されます。

表示されない場合はIPアドレス、マシン名を入力してホストを追加します。
接続がうまくいけば、ホストマシンにログインできます。
すでにホストマシンがログイン中の場合、設定によっては、同一IDだとログインできなかったり、ログイン可能な設定にした場合でも「強制ログイン」となり、重複してログインすることになってしまいますので、ホスト側を一旦ログアウトしておくか、別アカウントを作っておいて、別IDを用いてログインするといいと思います。
日本語の変換なども問題なくホストマシンの全ての機能を操作することが可能です。
LAN内であれば、全くストレスなく使えています。
(4)「ターミナル・サーバ・クライアント」を用いて別窓でリモート操作する
これは、前に書いたRDPと同じような感じでウィンドウを表示させ、その中でリモート操作する方法です。
Xnestをインストール後に「ターミナル・サーバ・クライアント」を起動すると、プロトコルにXDMCPが追加されています。

これを一覧から選んで、接続先のIPアドレスまたはホスト名を入力して「接続」ボタンをクリックするだけ。とても簡単です。
こちらの方法は、自分のマシンの中に遠隔マシンのデスクトップが現れるので、双方を使い分けしながら操作できる点が便利です。
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