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001RemoteWindows

上の画像は、Ubuntu9.04上で、Windows 7 RC版、Windows XP SP3、Windows 2000 SP4を同時に動かしているものです。

このような事は、仮想化ソフトウェアを利用すれば簡単に行えます。この例では、VirtualBoxというツールを用いているのですが、一般的な使用方法として、1台のPC上でホストOSとゲストOSを同時に動かすと、メモリはもちろん、CPUの負荷も、全てがのしかかって来てしまい、この例のように、Ubuntu上で3つのWindowsを同時に動かす為には相当なスペックが要求されます。

しかし、仮想化専用のパソコンを1台割り当てて、VirtualBoxでWindowsを常時起動させておき、クライアント機からリモートデスクトップ接続をすれば、瞬時にクライアントのデスクトップにWindowsが現れ、操作することができます。ネットブックや古いノートPCなどでも充分に実用になることでしょう。

前回、「VMware Sever on Ubuntu」・・・というエントリで、VMware Serverを利用して”OSのジュークボックス“のようにして活用する方法を書いたように、サーバとクライアントで負荷を分散することで、効率的な運用が可能となります。

今やVMwareと人気を二分する程になったVirtualBoxで、同じように活用する方法を考えてみます。
すなわち、VirtualBoxを導入したPCをサーバ役とする方法です。

■仮想サーバ側の設定

あらかじめサーバ側にVirtualBoxをダウンロード&インストールしておきます。

002VBconf01

VirtualBoxの管理画面で「設定(S)」を選択。

003VBconf02

「リモートディスプレイ」の項目で、「VRDPサーバを有効化」にチェックを入れます。

「サーバーのポート番号」は、他の仮想OSと番号がカブらないように独自の番号を指定します。

「認証方式」を「Null」のままにしておけば面倒な設定は不要です。

設定が終わったら、サーバ側で仮想OSを起動しておきます。

004NetConnectInfo01

VirtualBoxサーバのネットワークアイコンを右クリック。
「接続情報」を開きます。

005NetConnectInfo02

これで、VirtualBoxサーバのIPアドレスを確認しておきます。

*「ifconfig」コマンドを用いてもOK!

■クライアントからのアクセス

Ubuntuには「ターミナルサーバクライアント」が「アプリケーション」>「インターネット」に標準で入っています。
これをクライアント機から起動します。

006VBremoteConfig

最初に、「画面」タブを開いて、画面サイズ、色数などの指定を行っておきます。

「全般」タブに戻り、「コンピュータ(T)」の欄に、「IPアドレス:ポート番号」を入力します。

すなわち、先ほど調べておいたサーバ機のIPアドレス、指定しておいた「サーバーのポート番号」をコロンで挟んで記入します。

007TSclient

プロトコルは「RDPv5」または「RDP」で。

「別名で保存」しておくと、次回の起動の際便利です。

「接続(O)」をクリックすると、アドレスなどが正しければ、瞬時にデスクトップに仮想OSが現れます。

■仮想サーバの環境

  • CPU:AMD Athlon 64 X2 4200+
  • RAM: 8GB (RAMが安くなったので増設しました)
  • OS:Ubuntu 9.04 64bit (64bit版ならばRAMが正しく認識されます)
  • HD:1TB x 4 (1TBが7千円を切っていたので大人買い)

■仮想OSの状況

Windows XP (ネットバンク、買い物用)

  • RAM:256MB
  • 仮想HD:30GB

Windows XP (マルチメディア、iPod/iPhone用)

  • RAM:768MB
  • 仮想HD:500GB

Windows XP (会計ソフト稼働用)

  • RAM:512MB
  • 仮想HD:80GB

XPのライセンスが尽きたので、Win 2Kも助っ人に。

Windows 2000 SP4 (会計ソフト稼働用)

  • RAM:256MB
  • 仮想HD:80GB

Windows 2000 SP4 (音楽制作用)

  • RAM:768MB
  • 仮想HD:120GB

Windows 7 RC 64bit版(動作検証用)

  • RAM:1024MB
  • 仮想HD:160GB

実メモリ8GBに対して、仮想OSへの割り当てメモリは約3.5GB

まだまだ余裕があります。

上記6本を起動させておくだけならばCPU的にも問題なさそうです。6人が同時にアクセスして動かすとしたら、さすがにパフォーマンスは落ちてしまうのでしょうが、現状では2名で使っているのみ。もう一台VMware Serverでも仮想OSを稼働させているここともあり、今の所は全く問題なく快適に使えています。

仮想OSの管理までもをWebブラウザで行えるVMware Serverと比べると、できる範囲は狭まりますが、RDPのキビキビした動作、動画の再生も許容範囲内・・・という点で、しばらく継続して使ってみようと思っています。

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