複数の仮想マシンを切り替えながら使用する
前回の特集の通り、VMware Server 2.0で稼働する仮想マシンのコントロールは、ブラウザによりサーバにアクセスして、Webインタフェースで全て行うことができます。
上記画面右側にあるのが、「VMware Infrastructure Web Access」の画面。左ペインにあるリストが、仮想マシンとして登録されているもの。画面の例では、10台の仮想マシンが登録されスタンバイしています。
緑の三角アイコン(再生アイコン)をクリックすると仮想の電源ON状態に。ブラウザの画面内で仮想マシンが起動していきます。
この例では、Ubuntu9.04、Windows7、Windows Vistaの3つが同時で稼働しています。このように同時にいくつもOSを起動させておき、切り替えながら使用できます。クライアント側は、単に仮想マシンのデスクトップ画像を表示しているだけですので、いくつ仮想マシンを制御しているとしても、Webブラウザの表示の負担しかかかりません。
「ワークスペース」を活用して、別々のデスクトップに置いておけば、「Ctrl+Alt+ ← or →」で瞬時に切り替えできて便利です。
外付けドライブに仮想マシンを保存する
Ubuntuのアップデート、万一のトラブルに備えて、仮想マシンは、システム・ドライブとは別にしておいた方がいいでしょう。
トップ画面の右上にある「Add Datastore」を開いて、外付けドライブなどの置き場所をディレクトリのパスで指定することで、仮想マシンの格納場所を追加/変更することができます。
仮想マシンの構造
仮想マシンの作成後、フォルダの中身を見てみましょう。「.vmdk」という拡張子が付いたファイルが仮想ドライブになります。
また、「.vmx」という拡張子のファイルが仮想マシンの構成が記述されているファイルです。テキストエディタで中身を開いてみると、下記画像のように文字での記述となっています。
すなわち、これら「.vmdk」と「.vmx」の2つのファイルさえバックアップしておけば、他の環境でも継続利用ができることになります。
これら2つのファイルを元に仮想マシンを、トップメニューの「Add Virtual Machine to Inventory」から読み込むと、次のような案内がでます。
仮想マシンを他所から移動して用いる場合には、「I moved it」を、同じ仮想マシンのクローンを作成したい場合には、「I copied it」を選びます。仮想マシンのクローンを同時に稼働させると、IPアドレスやマシン名などが重複しトラブルになることがありますので、留意が必要です。
「.vmdk」だけを利用し、確実にクローンを作成
全く同じ環境を複数用意して稼働テストを行う必要がなければ、上の方法でクローンを作成するよりも、「.vmx」は用いずに、仮想ドライブである「.vmdk」だけを用いてクローンを作成するほうが、無用なトラブルを回避でき、確実かと思います。
トップメニューから、「Create Virtsual Machine」を選んで、新たに仮想マシンを組み上げます。
仮想ハードウェアのパーツを選んでいく中で、ハードディスクのメニューで「Use an Existin Virtual Disk」を選び、仮想ドライブの置き場所を指定すればOK!
例えば、Ubuntuをインストール後、VMware Tool(仮想ドライバ類)を導入し、Sun Javaのランタイムを追加、Javaの開発環境であるEclipseを入れて、AndroidのSDKをインストール。
このような仮想マシンを用意しておいて、これをテンプレートにして、アプリケーションの開発を行っていけば、プロジェクトの管理もしやすくなり、効率も上がることでしょう。
ライセンスを気にすることなく、このように環境をまるごと複製して利用することができる!・・・これこそが、オープンソースならではのメリットですよね?
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