このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - iPhone 3GをUbuntuにマウント。音楽、ビデオ、写真を転送して再生/参照する このエントリをつぶやくこのWebページのtweets Googleブックマークに追加 Bookmark this on Delicious

以下の記述は、Ubuntu Comunity DocumentationのiPhoneに関する記述を参考にさせていただきながら、私u-bonが実際に試してみた過程をレポートするものです。
ここで行う「JailBreak」は、iPhone 3Gに搭載するファームウェア2.x以降に対応するものです。
JailBreakによってメーカーサポートの対象外となるとともに、故障が起きてしまった場合、有料での本体交換対応となる模様です。また、セキュリティ・レベルも低下するものと思われます。あくまでも自己責任での対応をお願いいたします。万一不具合が生じた場合、私は責任をとり兼ねますのであらかじめご了承ください。

・・・なんてカタイ事を言ってみましたが、「JailBreak」という脱獄行為、やっている人はかなり多いわけで。自由な世界に自らを解き放ちたい自分としては、当然のごとく行ってしまう行為だったりします。

さてさて、これまで書いたとおり、Webサービスを仲介させることで、iPhoneとUbuntuは、十分にイイ関係でいられるワケなのではありますが、iPodのように音楽を聴くということになりますと、ちょっと手を加えなければなりません。
Ubuntuには、Rhythmboxを始め、iPodに対応したアプリケーションが多数あるのですが、現時点では残念ながら、iPhoneとのデータ連携には対応していません
そこで、ケーブルなんていう煩わしいものは用いず、iPhoneに搭載する無線LAN機能を用いて、UbuntuにiPhoneを直接外付けハードディスクのようにマウントしてしまい、音楽、動画、画像、pdf、オフィスデータを直接コピーすることで、iPhone側で再生/参照できるようにしてみたいと思います。

1、まずは牢破りから

まず最初に残念なお知らせが。。。(^_^;;;
最初の1度だけはWindowsまたはMacintoshと接続して「QuickPwn」というJailBreak用のソフトウェアを用いてファームウェアを改造し、書き換えなければなりません。
JailBreakの方法は「iToday Style with iPhone」様による下記のページの解説がわかりやすかったです。

http://blog.daisyworld.jp/?itemid=43

こちらの記述をありがたく参考にさせていただき、脱獄します。

2、iPhoneの設定

JailBreakさえ成功すればあとは簡単です。
「QuickPwn」を用いることで「Cydia」と「Installer」の二つがiPhoneに追加されています。
「Cydia」を起動し、まずはセキュアな通信を可能にするために「OpenSSH」を導入しておきます。

*このOpenSSH自体ににセキュリティホールがあると大変危険です。定期的に「Cydia」を起動して、アップデートがないかチェックすることをおすすめします。

次に追加するのは「PwnPlayer」これは標準アプリケーションであるiPodの代替となるアプリケーションです。
次にiPhoneのIPアドレスを確認します。
IMG_0019
iPhoneの「設定」アプリケーションを起動、メニュー一覧から「一般」>「ネットワーク」>「Wi-Fi」を開いて、現在接続中のワイヤレスネットワーク欄の右端にある青の「>」をタップ。
現れた画面にiPhoneに割り当てられたIPアドレスが表示されています。
また、無線LANでUbuntuと接続中にロックしないように同じく「設定」>「一般」>「自動ロック」で「しない」にチェックを入れておくといいでしょう。

3、UbuntuからiPhoneへ接続

Ubuntuのパネルメニューから「場所」>「サーバへ接続…」を起動します。

001access2server
「サービスの種類(T):」は「SSH」
を選択。
サーバ名に、先ほど調べたiPhoneに割り当てられているIPアドレスを入力します。
「ブックマークを追加する(B)にチェックを入れて、ブックマーク名(N)に好みのものを。そうすれば次回からファイルブラウザから一発で接続できるようになります。
その他は空欄のまま「接続(O)」をクリック。次に現れた画面で、「ユーザ名(U):」に”mobile”、「パスワード(P):」は”alpine” として接続します。
002password
アラートが出ますが、「とにかくログイン」します。
003alert

Phoneのディスクの中がファイルブラウザに現れます。
これで、UbuntuにiPhoneがディスクごとマウントされたことになります。
004iPhoneMount
次回の接続からは、iPhoneが無線LANに接続されていることを確認し、Ubuntu側の先ほど設定したブックマックを選ぶだけでiPhoneに接続できてしまいます。これは便利!!

<重要>パスワードの変更

Ubuntuから「アプリケーション」>「端末」を開き次のコマンドでiPhoneに接続します。

ssh mobile@192.168.xx.xx

@の後はiPhoneに割り振られているIPアドレスを入力します。
パスワードを求められるので、仮パスワードの”alpine”を入力してログイン
次にパスワードを変更するコマンド「passwd」を入力し、パスワードを変更します。
005changePassword
続いて、iPhone側のルート(管理者)のパスワードの変更を。同様に次のようにアクセスして「passwd」コマンドで変更しておきます。

ssh root@192.168.xx.xx

4、データの転送

iPhoneのディスクがUbuntuにマウントされていますから、あとはファイルを適切なフォルダにコピーするだけです。
Iphoneは現在のMacと同じUnixベースですから、ディレクトリ構造がUbuntuに似ています。
音楽データは下記にコピーします。これで「PwnPlayer」で音楽が再生できるようになります。

/var/mobile/Media/Music

iPhoneで撮影された写真は下記フォルダに

/var/mobile/Media/DCIM/100APPLE

iPhoneの画面をキャプチャした画像

/var/mobile/Media/DCIM/999APPLE

ポッドキャスト・コンテンツ

/var/mobile/Media/Podcasts

5、Ubuntuから転送した音楽をiPhoneで再生

先ほどiPhoneに追加した「PwnPlayer」は、「Player」と表示されています。
タップで起動後、画面下部にある「File system」をタップ。ここに転送した音楽データが入っています。あとは標準のプレイヤーと同等に使うことができます。

6、ビデオの再生は?

標準プレイヤでビデオを再生するならば、iPhone形式にビデオを変換するアプリケーションとして「HandBrake」が便利です。
iPhone形式ではなく、「WinFF」を用いてサイズだけを変更するならば、Uubntuでも同じの「Mplayer」が「Cydia」経由でインストール可能です。
XVid形式などで「480×320, 15fps」程度に変換するのがいいようです。
Mplayerで再生する場合には、iPhoneにrootでアクセスして、「/var/media」にビデオコンテンツをコピーします。Mplayerを起動後、正しく認識されれば、再生リストにビデオコンテンツが表示され、再生可能となります。

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