このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - Ubuntuでクラウド:Amazon EC2を、ほとんどGUIで使いこなす!今の所、日本一簡単かも知れない解説。 このエントリをつぶやくこのWebページのtweets Googleブックマークに追加 Bookmark this on Delicious


2006年からサービス開始しているアマゾンの仮想ストレージサービスS3=Simple Storage Service、そして仮想サーバの時間貸しとなるEC2=Elastic Compute Cloud。最近の”クラウド・ブーム”でさらに脚光を浴びるようになってきています。
私が初めてこのサービスの恩恵を受けたのが2007年の4月。Webアプリの開発を、地理的に離れたチームで行った際に、いつでも誰でもが進捗をチェックできるように・・・ということで用いたのが始まりです。
「Googleグループ」と併用しながらの協調作業はとても効率的なものでした。

何よりも便利なのがオンライン・サインナップからほんの数分で仮想サーバが稼働できてしまう事。
これが実機であれば、マシンの調達のために見積もりを取り、社内の購入申請手続きをして、発注をかけて・・・。作業を開始できるまでには数週間があっという間に経ってしまうわけです。
このサービス、突発で短期のプロジェクトの場合には特に、とっても重宝します。

実機を買ったら固定資産として数年をかけて減価償却したり、損費で落とすためにリースにしたり。いろいろと頭を悩ませなければならない事もあったり・・・。そんな煩わしさからも解放されるのも利点です。

メモリ1.7GB、ディスク160GB、Xeon級のCPUの仮想マシン(Xenで構築)が、1時間あたりたったの0.1ドル。1ヶ月間、フルに稼働させても約7,000円。
動作させなければ全く課金されませんので、実験的な使い方として、個人でも充分に楽しく遊べます。(^_^;

・・・とぃうか、現在、個人で自宅で仕事してるワケですが、この中でマシンを組んで、相手先にチェックしてもらいながら、そのまま納品・・・というのが、ラクでラクで・・・スミマセンm(_ _)m

・・・ということで、大幅な経費削減も図ることができるわけです。

サービス開始以来長い間、すべての作業はコマンドで行なわなければならなかったEC2。サーバー&ネットワークに精通したエンジニアでなければ、まともに作動する環境を作ることができなかったのですが、昨年あたりから実用に耐えうるGUI環境も充実してきました。

今ではトップ画のようにWindows2003サーバも動かす事ができるようになっています。
当然、LinuxOSに比べると料金は割高になりますが。

今回は、このAmazon EC2をほとんどコマンド無しで使える「AWS Management Console」をご紹介したいと思います。


このツールはEC2のメンバーになり、サイトにログインすれば誰でも利用できます。
「Instances」というのが仮想サーバを表します。「Launch Instances」すなわち仮想サーバの起動画面では、たくさんの仮想サーバが用意されています。AMI(Amazon Machine Image)と呼ばれる仮想サーバのイメージは今日現在1685種類。
Ubuntuだけでも252種類用意され、画面のようにデスクトップ版も49種類あります。これを用いればOSのインストールも必要なし。いきなりマシンが起動します。


8.10のマシンイメージを選んでみました。


ネットワーク越しでのサーバ管理ではパスワードだけでは危険が伴います。
そこで「暗号による鍵」がなければアクセスができない仕組みになっています。
まずは「Key Pair Name:」の所で「Create」をクリック。

鍵の名称はわかりやすいものを自由につけられます。
「Create & Download Key Pair」をクリックすれば、専用の鍵が作成されます。


ここでは、作成された「鍵」をホームディレクトリに保存しておきます。「xxxxxxxx.pem」というファイル名になります。

続いて「Security Groups:」の所で「Create」をクリック。

これは、仮想マシンのどのポートを開けるかの設定。
Webサーバ機であれば、8080や、MySQLのポートなどを開ける事になります。
好きな名称を記入したら、「Continue」を押して続けます。

ポートの設定は、AMI=仮想マシンの用途ごとにあらかじめ設定されていますので、標準のままでいいでしょう。

仮想マシンの数量、仮想マシンのタイプを選択したら、設定は終了、あとは「Launch」を押して起動するだけです。

はい、起動開始しました。

「Close」を押して設定画面を閉じます。

「Status」が緑色になれば、起動完了。ログインできる状態になっています。

仮想マシンへのログインは、SSHを用いることになるのですが、便利なのが「Putty」というツール。Windowsでもおなじみのアプリです。
事前にSynapticで、「putty」、「putty-tools」を導入しておきます。
ここで、唯一のコマンドを。「アクセサリ」>「端末」を開いて(ホームディレクトリで)下記のコマンドを入力することで、puttyが認識できるように鍵を変換しておきます。

puttygen xxxxxxxx.pem -o yyyyyyyyyyy

  • 「puttygen」は、事前導入する「putty-tools」に含まれるコマンドライン・ツール。
  • 「xxxxxxxx.pem」は、事前にEC2が生成しホームディレクトリに保存した「鍵」
  • 「yyyyyyyyyyy」には、自分でわかりやすい鍵の名称を。

コマンドを入力後、同じホームディレクトリに「yyyyyyyyyyy」という名称の新しい鍵ができあがります。

  • 「アプリケーション」>「インターネット」>「PuTTY SSH Client」を起動。
  • 左ペインの中の「SSH」>「Auth」をクリック。
  • Private Key file for Authentication」の「Browse」をクリックして、先ほどの新しい鍵、「yyyyyyyyyyy」を読み込みます。

  • 起動済みのInstance=仮想サーバを選択した状態で、下部にある「Public DNS:」欄のアドレスをコピー
  • Puttyの左ペイン最上部の「Session」を選択し、「Host Name」欄にペーストし、「Open」をクリック。


注意書きが出たら「Accept」をクリックして了解したら、仮想サーバのコマンド・プロンプトが現れます。
「login as:」に続いて「root」と入力。パスワードは要りません。

あとは、aptでパッケージのアップデートを行った後、パッケージの追加など、ローカルのマシン/サーバと同じように使用することができます。

課金制ということで、はるか昔に「CompuServe」とかいうパソコン通信にアクセスしていた事を想い出したり。。。

でも、その後に日本でNiftyServeが生まれたようにはならず、日本企業がサービスを開始するよりも早く、アマゾンが日本語版サービスを開始してしまうのでしょうね。きっと。

いずれにしても数年後にはどのようにサービスが充実し発展しているのか?・・・とっても楽しみです。

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