このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - Inspiron mini 12、デフォルトだと遅すぎるので、Ubuntu Mobile Editionで再セットアップしてみた。 このエントリをつぶやくこのWebページのtweets Googleブックマークに追加 Bookmark this on Delicious


心待ちしていたInspiron mini 12が注文から2週間でようやく届きました。

すでに所有しているDell機に続いて、”Dell 3兄弟”の三男となるわけでございます。

CPUのクロック、メモリの搭載量などからすると、5年前に購入したThinkpad X31とほぼ同等で価格がほぼ1/5。
奇しくもX31を定額法で5年償却とした場合の残存価値とほぼ同じではあるものの、スタイル、画面解像度では勝るInsipiron 12。

・・・とはいえ、この三男、とても手のかかる子でして、かかりきりで面倒を見ておりましたら、当ブログの更新が滞ってしまいました。(^_^;

英語キーボードを選択したのですが、[Enter]キーがあまりにも小さくて、バックスラッシュだらけになっております。5日目になりますが、まだ慣れずブラインドタッチではタイプミスばかり。(^_^;
Dellのトラックパッドは、他の2機種と同様、触れもしないのに感じてしまって、かなり感度がよすぎ。
「システム」>「設定」>「マウス」で「タッチパッド上でのマウスクリック」をオフにすることで回避。

HP2133の場合トラックパッドのオン/オフボタンが付いていて便利なんですけどね。HPの方がキーボードも大きくてキータッチもいいカンジです。

とはいえ、Inspiron 12が圧倒的にいいのは何といっても画面サイズ。
1280×800という解像度は、とても快適です。
HP2133だと、文字が小さ過ぎて、とても疲れてしまいますので。

さて、先行モデルのInspiron mini 9同様、12に搭載するチップセットは、「US15W」で、内蔵するグラフィックスは、「GMA500」という専用のもの。現在Intelが推進中であるMID(Mobile Internet Device)の主要なプラットフォームではあるのですが、Linux用のドライバは鋭意開発中という段階。

*詳しくはUbuntu Weekly Recipe 第54回〜57回の記事を参照

そんな先進アーキテクチャを搭載しながら、Ubuntuを動作させるために、Ubuntu8.04をベースに独自にカスタマイズされたもの。bootchartというソフトで起動時間を計測した所、23秒。

カーネル2.6.28を搭載した9.04 alpha 5を別パーティションに入れてみた所、9秒で起動。これは快適です。

ちなみに、9.04のアルファ版にはまだ「GMA500」対応のグラフィックスが搭載されておらず、1024×768の解像度になってしまいます。汎用グラフィックス・ドライバであるVESAでも起動できない8.10よりもマシではありますが。いずれにしても9.04正式版のリリースが待ち遠しい所であります。

で、話は戻ってDell版8.04。実際に仕事で使ってみると、なんだか重い。メモリを1GBも積んで、CPUクロックが1.3GHzもあるのに、ほぼ同スペックである5年前のThinkpad X31と比べると遅い。いや、このスペックでこんなに重いはずがない

リポジトリがDell版独自というのも何だか。。。

たったの300点ほどの画像データのコピーをするのにももっさり。バックで音楽を鳴らしながら、Webをブラウジングし、OpenOfficeで原稿を書き、Gimpで画像を編集する・・・くらいの普通の作業を行うだけでもたつく。一気に負荷がかかるといきなり落ちてしまいます。最初はSSDということで、Swap領域が無い事を疑ったのですが、どうやらメモリ周りにボトルネックが生じている様子。

こんなのでは実用にはならない!

・・・ということで、Inspiron 12のグラフィックスであるGMA500用のドライバ「xserver-xorg-video-psb」が入っているUbuntu Mobile Edition」を用いて再セットアップをしてみることに。

結論からすると、再セットアップして良かったようです。

起動時間こそ33秒ということで10秒遅くなりましたが、複数のアプリケーションを同時に起動しても快適に使えるようになりましたし、突然落ちる現象も起こらなくなりました。

ただし、注意が必要。外付け光学ドライブが無く、USBメモリでインストールを行う場合には、「USB Imagewriter」を用いる事になるのですが、この方法の場合、ディスクを丸ごと初期化してしまいます

GMA500用のドライバ「xserver-xorg-video-psb」により、1280×800の解像度で表示が行え、トップ画のようにWebカメラもOKで、映像でのSkypeも大丈夫。無線LANの認識がかなり速くなりました。残念ですが視覚効果は設定画面そのものがありません。

簡単ですが、設定の手順を記します。

Windows XP版を購入したものの、9.04のリリースまで待てず、今すぐにUbuntuを入れてみたい!・・・という方にも有効な手順かと思います。ただし、繰り返しますが、プレインストールされているWindowsの領域丸ごと消えてしまう点にご注意ください。

(1)Ubuntu Mobileの起動USBメモリの作成

  1. こちらから、usb-imagewriterを事前に導入しておきます。
  2. こちらのページからUbuntu Mobileのイメージファイル「unr-1.0.1.img」をダウンロードします。
  3. 「アプリケーション」>「アクセサリ」>「Image Writer」を起動
  4. USBメモリを挿入し、ダウンロードしたイメージファイルの置き場所とUSBメモリを指定。
  5. 「Write to Device」ボタンをクリックし、USBメモリにイメージファイルをコピー。

(2)USBメモリでのインストール

  1. USBメモリをInspiron 12に挿入し、電源オン or 再起動
  2. 起動時に「F12」キーを押す。「Boot Menu」が出たら、「↓↑」キーで「USB Storage」を選択して「Enter」
  3. あとは表記に従えば、強引なインストールが始まります。

(3)インストール後の設定

  1. 「システム」>「設定」>「デスクトップモードの切り替え」で、「クラシック デスクトップ」モードにチェックを。
  2. 「システム」>「設定」>「セッション」で、「Maximus Window Management」をオフに。そうしないと、アプリが何でもかんでもフルスクリーンで起動してしまいます。
  3. 「システム」>「設定」>「メインメニュー」で、有効になっていないアプリ/ツールにチェックを。

*Ubuntu Mobile TeamのPPAの導入

より最新のパッケージを導入するには、以下のリポジトリを登録しておきます。

deb http://ppa.launchpad.net/ubuntu-mobile/ppa/ubuntu hardy main
deb-src http://ppa.launchpad.net/ubuntu-mobile/ppa/ubuntu hardy main

その際には、認証鍵の導入が必要です。Ubuntu Mobile Teamの認証鍵は以下にあります。

http://keyserver.ubuntu.com:11371/pks/lookup?op=get&search=0x99D6B21CC6598A30

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