今までi書いてきた、「Ubuntuは決して重くない・・・Gnome環境でなければね。」
・・・という実証から、ちょっと視点を変えてみます。
じゃぁ、Gnome同士だったらどうだろう?他のディストリビューションと比べてみたらどうなんでしょ?
・・・という疑問に対してのテストです。
今回例として引き合いに出させていただいたのは、PC Linux Gnome 2009。-TR6 Test release。
下記URLが公式ページ。こちらからライブCDイメージをダウンロードできます。
黒を基調としたとても美しいデスクトップ。
Gnome環境なのでUbuntuと同じ感覚で利用できる。
PCLinuxOSとは、Mandrake Linuxをモデルとして、開発が開始され、2003年に初リリースされてからすでに5年経過しているディストリビューション。
日本語環境には難がありましたが、そのシステムのチューニングは以前から定評がありました。
標準のデスクトップ環境は KDE が採用されており、GNOME や Xfceで利用できるパッケージも公式でサポートされています。
なお、PCLinuxOSはPCLOSとも表現されています。
ライブCDで起動後にUbuntuと同様にデスクトップの「インストール」アイコンをダブルクリックでハードディスクへのインストールが始まります。
インストールは少ないステップで終了。英語表記ではありますが、とってもシンプル&簡単になりました。
私が初めてPC Linuxを入れてみたのは、俺様Linuxさんの記事に釣られてのもの。
PCLinuxOSを起動してみる。
その当時は俺様さんも書かれている通り、日本語化は面倒であったのですが、今は表示だけはすぐにOK。
でも日本語入力環境は、デフォルトでは有効になっておらず、設定は面倒そうなので後回しという状況。
まぁそんな不具合を割り引いても、感じるのは予想以上の軽快感。
VMware Serverでの512MBのメモリ割り当てで、当初は組んでみたのですが、いきなり128MBに落としてみましたら。。。
全くストレスがない。
ワクワクしながら行った、UbuntuのGnome環境との比較結果は次の通りです。
PC Linux Gnome 2009及び Ubuntu desktop 8.10 日本語Remix版に、VMware Server2.0による仮想環境による同条件で比較。
- CPU: AMD Athlon 4050e 1CPUにて設定
- RAM: 128MB
- HD:20GB
- Firefoxを起動。記事を画像付きでコピーしOpenOffice.org wordを起動した上で貼り付け。
- 作業終了後、ただちにメモリ、仮想メモリ(スワップ)の作動状況を計測。
もう、数値で表す必要はない程歴然。
明らかにPC Linux Gnomeだとストレスなく作業が行えます。
Ubuntu Gnomeの場合、1度めは、コピーした記事にペーストした途端にをOpenOfficeがクラッシュ。
2度めはうまくできましたが、全てのステップで待ち時間。
数値で表すと次の通りです。
PC Linux Gnome 2009
- si(スワップイン) :0
- so(スワップアウト):0
- *ブロックIOの数値も「0」。
Ubuntu desktop 8.10 日本語Remix版
- si(スワップイン) :951
- so(スワップアウト):470
普段は1GB以上のRAM環境で使っていると、全くストレスを感じないUbuntuのデフォルトのGnome環境でですが、低容量環境ともなれば、こうして違いが分かります。
古いマシンでGnome環境で使用したい場合、このPC Linux Gnome 2009は有力な選択肢となり得るでしょう。
しかしその場合、いくつかの制限を我慢しなければなりません。
PCLinuxOS Gnomeのパッケージ管理システムはrpm。しかしソフトウェア管理システムとしてSynapticが用意されています。
これは、PCLinuxOS開発陣による独自のRPMパッケージインストール用のカスタマイズが施されているもの。
アプリケーションの導入もUbuntu同様、簡単で、依存関係の管理もしっかりしてそうです。
・・・とは言え、Synapticの左下を見るとわかるのですが、PC Linuxで用意されているパッケージは8,799。
Ubuntuの場合、現時点で26,288。
この約3倍という差はとても大きいです。
自力でアプリケーションを数多く導入していくと、ヘタをすると依存関係が崩壊してしまうことになりかねません。
それを自力で解決できるスキルがあれば問題ありませんが。
もう一つは、ミラーサーバの数。
実はPC LinuxにOpenOffice3.0をダウンロード&インストールするのに90分もかかってしまいました。
Ubuntuならば、最適なサーバを登録しておけば、10分もかかりません。
この差はとても大きいです。
そして、日本語環境。
UbuntuではJapanese Teamの皆さんのご尽力により、日本語で快適に使用できる環境をご提供いただいています。
そして、日本語フォーラムにおける活発な情報交換により、あらゆる情報を入手できます。
・・・ということで、導入後、実際に使用し続けていった時に、恐らく大きな差が現れてくることでしょう。
自力で解決できる方、解決そのものを楽しめるような、Linuxエキスパートの皆さんにはとてもオススメのディストリビューションだと思うのですが、当ブログが対象としている「趣味や仕事に」活用しようとしている方には、やはりUbuntuだと色々と面倒がなくていいですよ!というのが、私の感想です。
Related posts:




