このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - 簡易テスト: gnome 256MB vs Xfce 256MB vs LXDE 192MB on Ubuntu 8.10 このエントリをつぶやくこのWebページのtweets Googleブックマークに追加 Bookmark this on Delicious

今回は3つの環境の比較テストを行ってみました。

■テストの目的

  • 体感で軽い!と実感できるXfceを搭載したXubuntu。
    gnomeとXfceでどれほどの違いがあるものか?を数値で見てみたかった。
  • さすがのXubuntuでもメモリー192MBだと、タマにキツくなることがある。
    192MBのLXDEと256MBのXfce環境を”同じ土俵”で比べてみたい。
  • 重量級アプリであるFirefox、OpenOffce.org。軽量ウェブブラウザMidoriと軽量ワープロAbiwordに変えてみるメリットがあるかどうかを調べてみたかった。

■テスト環境

VMware Server 2.0により、以下の3つを同時稼働。

○ベース

  • Ubuntu8.10(intreepid) 日本語Remix版
  • カーネル: Linux 2.6.27-7-generic
  • プロセッサ:AMD Athlon Dual Core Processor 4050e

(1)

  • デスクトップ・マネージャ:gnome(=デフォルトのまま)
  • メモリ:256MBを割り当て

(2)

  • デスクトップ・マネージャ:Xfce
  • メモリ:256MBを割り当て

(3)

  • デスクトップ・マネージャ:LXDE
  • メモリ:192MBを割り当て

(A)セット:Firefox & OpenOffice.org writer
(B)セット:Midori & Abiword
Firefox, Midoriでは同じページを表示。OOo, Abiwordでは20ページの図入りの文書を開いて、日本語入力処理をしばらく行って計測した。

以上の組み合わせにより6つの環境を比較した。

■テスト内容

  • 「vmstat」コマンドでシステム全体の稼働状況をチェック。特にスワップの挙動に注目。
  • 「free -m」にてメモリの使用状況をさらに詳細にチェック。

■所感

LXDEの軽さが数字でも明確に

メモリ消費量(単位:MB)としては、Firefox vs. Midori、OpenOffice vs Abiword 共に、大きな変化はない。
「消費量」とするよりも、実メモリの「割り当て量」と考えた方がよさそう。
全ての環境において、実メモリ & 仮想メモリ のそれぞれの割り当ては状況によって変わってくる。
割り当ての”サジ加減”によって使い勝手が大きく変わってくることになるのだろう。

「swpd」(単位:KB):仮想メモリとして割り当てられた総量に注目してみると、LXDEの「(B):Midori & Abiword」は、実メモリの余裕からか、スワップへの割り当てが低く、実メモリへの割り当てが高い。
確かに体感では全くストレス無く使う事ができる。
Abiwordの使い勝手のマイナス点を割り引いても、この環境のメリットが感じられる。
元々、このスペックであればエディタしか使わないし。

やはりgnomeは256MBでは重かった

gnomeの場合、両環境共に数値の差以上に重く感じる。
si(スワップアウト)、so(スワップイン)の単位はキロバイト/秒。
物理メモリの容量以上の領域がシステムで必要になった場合に、あまり使われていない”ページ”を実メモリからハードディスクに確保しているswap領域に移動させる。
これが「スワップアウト」。その逆が「スワップイン」。
ハードディスクの読み書き速度は物理メモリの何万倍も遅い。
スワップイン&アウトが短時間のうちに繰り替えされると過剰なスワップ処理=スラッシングが起きてしまい、フリーズしたようになってしまう。
この場合には実メモリを増やすしか方法がないことになる。

やはり、Ubuntuデスクトップにおけるgnome環境でFirefox、OpenOfficeなどの重量級ソフトを常用する場合には、最低でも386MBの実メモリが無いとキツいという声が、ネット上で多く見受けられた事があったが、通説どおりであったように思われる。

低スペック環境での「Midori」の威力!

3環境共に「(B):Midori & Abiword」の場合、実メモリの割り当て量はさほど変わりがないものの、si & soについては劇的に削減されており、注目に値する。
Abiwordは置いといても、Midoriという軽量ブラウザはFirefoxと同じ感覚で用いられとても軽量で、低メモリ環境でもストレスなく使える。
今回の結果は、その軽快さが数字で表わされた形だと思う。

果たしてLXDEの2階級制覇なるか?!

今回のテストの大きな目的の一つである「192MBのLXDEと256MBのXfce」を同じ土俵で戦わしてみたいと思った事は、すなわち、192MBのLXDEは果たして2階級制覇ができるか?・・・というもの。
結果をナナメ読みする限り、192MBのLXDEの軽さを表す、かなりいい数値が表れている。

しかし、実用における体感という面では、私自身がどうしてもXfceに軍配を上げてしまう要因が「D10, E10のセルの値」に出ている。
「待機実メモリ」と呼んでもいいものだろうか?
RSSリーダーでニュースをチェックし、メールのやりとりを行い、Webブラウザでサイトの更新作業を行い、エディタでスクリプトを修正し、あ、ウラで音楽を聴きたいと思いつき、、、。
そんな”ワーク・サーフィン”を行っていくうちに起動するアプリがどうしても増えていく。
これではさすがにLXDEでもスワップの世界に旅立っていってしまう。

256MB環境でのXfceのバランスの良さ

Xfceの場合、256MB程度の実メモリの場合、そこらへんのバランスがとても良くチューニングされているように感じてしまう。
LXDEは大いに健闘したものの、結果はドローという判定。今いち有効打に欠けた感じ。

もちろんLXDEが256MB積めば話は別「xubuntu-desktop」を導入すると215MBのディスク容量を消費するのに比べ、「lxde」の場合関連ツールを合わせても25.1MBしか追加で消費しない・・・という点は大きなメリットになるだろう。

今回は以上となります。非常に簡易な方法での比較でしたので、あまり参考にならなかも知れません。
ま、大まかな目安としてご容赦いただければと思います。

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