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前回は、Ubuntuに勝手にディスクをマウントさせてしまうのではなく、自分の思い通りにディスクを使えるようにする方法について書きました。
自分のホームディレクトリ(「/home/xxxx/)の配下に新しくフォルダ(disk_sdb)を作り、そこにハードディスク「/dev/sdb1」をマウントさせた事で、自分だけが自由に使える保存領域が大きく拡がりました。

今回は、余ったハードディスクの有効活用について考えながら、他のログインIDのユーザでも共用できるディスクの増設について、見ていきましょう。

■余ったハードディスクを有効利用、情報の共有に活用

手元に500GBのハードディスクがあります。
1TBのハードディスクが安くなり、メインのハードディスクとして入れ替えた為、余ったものです。
これを、共有用のハードディスクとして使えるようにしてみます。

まずは、ハードディスクをどのように共有するかを考えてみます。

  1. Windowsで用いていたディスクにはありませんが、Linuxのディスクにはサブのハードディスクですから、スワップ領域が不要です。そのままでも全く問題ないのでしょうが、気分的にスッキリしたいので(^_^;削除してみます。
  2. 従来使ってきた領域を共有できるようにします。ただし大切な情報資産が誤って削除されないようにします。管理者のみが読み書きを、グループは読み込み=データの参照/コピーだけをできるように。その他にはデータの参照すらできないようにします。
  3. さらに、誰でもが自由に読み書きできる領域を約80GB確保してみます。Windowsマシンからもアクセスできるようにfat32形式でフォーマットしてみます。

■強力なパーティション・エディタ「Gparted」で、パーティションを変更する

注意)パーティション・エディタは、使用方法を誤ると大切なデータを丸ごと消してしまいます。
慎重に操作を行ってください。また、実行はあくまでも自己責任で行ってください。

本例は、Ubuntu 8.10で行っています。バージョンによっては、作業の実行毎にスキャンを行いとても時間がかかります。その場合にはLiveCDで起動し作業を行えば待ち時間が少なくなります。

1、Gpaertedの導入
パーティション・エディタ「Gparted」は、ライブCDには入っていますが、インストール後には含まれません。
以下のコマンドでダウンロード&インストールを行います。

sudo apt-get install gparted

2、swap領域の削除
「システム」>「システム管理」>「パーティション・エディタ」を起動します。

「デバイスファイル名=/dev/xxxx」が表示されているリストの中から「linux swap」上で右クリックし、「削除(D)」を選びます。

プルダウンメニュー「編集(E)」>全ての操作を適用(A)」で「完了」と画面に出れば成功です。

3、拡張領域の削除
swap領域は拡張領域に割り振られていますので、拡張領域も削除します。

4、メインパーティションのリサイズ
データが格納されている領域をリストから選んで右クリック。「アンマウント(U)」を選びます。

これで編集可能になりました。
もう一度リスト上で右クリック。「リサイズ/移動(R)」を選択。

現れた画面のスライドバーでサイズを変更します。

新しく80GBほどを確保したいので、「後ろの空きスペース(メビバイト):」の数値を80000程度に指定します。
「編集(E)」>「全ての操作を適用(A)」で実行に移ります。

これから先は逆戻りできません。もしもやり直ししたい場合、「最後の操作をアンドゥ(U)」を。

この作業にはとても時間がかかります。気長に待ちましょう。

5、自由に読み書きができる領域の作成
「未アロケート」と表示され空洞となった部分で右クリック。「新規」を選びます。
ここでfat32を選んでフォーマットすれば、Windowsパソコンからも読み書きができるようになり便利です。
新しく現れた「新規パーティション作成」画面で「ファイルシステム」をクリック、「fat32」を選びます。

「追加+」をクリック、「編集(E)」>「全ての操作を適用(A)」を。こちらのフォーマット作業はすぐに終了します。

以上で次のように2つのパーティションが出来上がりました。
/dev/sdc1 ext3形式
/dev/sdc2 fat32形式

次の作業に移る前に、管理者権限でGUI操作ができる「nautilus-gksu」を導入しておきましょう。

sudo apt-get install nautilus-gksu
*インストール終了後、一旦ログオフして、再ログインすれば有効になります。

6、「デバイスファイル」名を固定する(A): マウントポイントの指定
まずは、どこにマウントするかを決めます。わかりやすく「/media」の下にしておきます。
ファイルブラウザの左ペインの「ファイルシステム」をクリック「/」=ルートディレクトリに移動した所で「media」フォルダ上で右クリック。
「管理者として開く」を選び、パスワードを入力。左ペインの一番上が「root」になっていると管理者権限での操作を表します。

/mediaの中に、例として「sdc1_ext3」、「sdc2_fat32」という名称でフォルダを作成します。
「/media/sdc1_ext3」フォルダ上で右クリック。「プロパティ(P)」を選択。アクセス権タブで、画像のように選択していきます。

同様に、sdc2_fat32は次の画像のように設定します。
*「aiko」は、自分のログインアカウントに読み替えてください。

7、「デバイスファイル」名を固定する(B): 「/etc/fstab」への登録

sudo gedit /etc/fstab

・・・として設定ファイルをひらいて、今回の場合には、次のように最下行に記述を追加し、保存します。

/dev/sdc1       /media/scd1_ext3   ext3    defaults    0       0
/dev/sdc2       /media/sdc2_fat32    vfat iocharset=utf8,umask=000 0 0

  • 「3番目にファイルシステム」の記述は、Windowsのfat形式の場合「vfat」とします。
  • 項目間は「タブ」で開けて記述します。

8、成功したかチェックする(復習です)
/etc/fstab での指定どおりマウントされるかを確認するコマンドは「sudo mount -a」でした。

mount コマンドで、マウントされている状況をチェックします。

これで、増設ディスクを他のログインIDでも使用できるようになりました。

参考)パーティションの割り振りは、システム設計の重要なステップ

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