このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - 慣れると決して難しくない! かえって便利な「端末操作」 このエントリをつぶやくこのWebページのtweets Googleブックマークに追加 Bookmark this on Delicious

OSの中核には「カーネル」があり、そのカーネルに対して命令を受付け、その実行結果を表示するユーザ・インタフェースを担うプログラムは「シェル(Shell)」と呼ばれています。
Linux系統では、標準的に「bash(Bounce Again Shell)」が採用されており、Ubuntuでも同様で、「アクセサリ」>「端末」で起動するGnome端末もbashベースとなっています。

cat という「テキストを表示する」コマンドを使って、/etc/shells を見てみると、実はbash以外にも様々なシェルが使用できることがわかります。

さて、端末上では、シェルは「プロンプト」を表示してユーザからの指示を待ちます。
プロンプトの記号は2種類あります。

  • 一般ユーザの場合には「$」
  • スーパーユーザ(root)の場合には「#」

この例の場合、「aiko@linux7:~$」と表示されています。

  • 「ユーザ名@ホスト=マシン名」となっており、「:」に続いての「~(チルダ)」は、そのユーザのホームディレクトリを表します。
  • この例では、ユーザ名が「aiko」ですので、「/home/aiko」がホームディレクトリとなっています。

「sudo su」というコマンドでrootになってみます。パスワードを入力すると、

「root@linux7:/home/aiko#」と表示されています。

  • ユーザ名がrootに変わり、プロンプト記号が「#」に変わりました。
  • 「#」は、管理者の印。この状態だとシステムに変更を加えることができてしまう・・・ということを覚えておきましょう。

ディレクトリの「メタキャラクタ」

先ほど「~(チルダ)」がユーザディレクトリを表すと書きましたが、ディレクトリを変更するコマンド「cd」に続いて「cd ~」とすると、どのディレクトリにいたとしても、一気に自分のホームディレクトリに戻れます。

一つ上のディレクトリに移動したい時には、「..」と、ピリオドを2つ続けます。

Webの制作を行っている人にはお馴染みですよね。

あと、現在自分がいるディレクトリを「カレントディレクトリ」と呼びますが、これはピリオド一つで表します。

この例では、管理者権限(sudo)で、「xxxxxxx.sh」というスクリプトの実行を命令している所です。
現在のディレクトリ「.(ピリオド)」の配下にあるスクリプトやコマンドを実行する場合には、このように「./xxxxxxx」と、頭に「./」を付けて指定する・・・ということをセットで覚えておきましょう。

実は端末でのコマンド操作は難しくない!

端末操作、便利ワザ!!

ダイナミックペースト

  • ネットの記事に掲載されているコマンド文を試してみる時に、いちいち全部を打ち込むのは面倒。
  • マウスで該当部分を選択して、端末上でマウスの中ボタン(又は左右ボタンを同時に)押すと、文字列が端末上にペーストされます。これは便利!

「Tabキー」で入力補完

  • 長いファイル名を入力するのは面倒。タイプミスも起きてしまいがち。でもご安心を!
  • 例えば、現ディレクトリ内にある「Applications」というディレクトリに移動する場合、「cd Ap」と入力して「tabキー」を押すと、 そのディレクトリの配下にあるディレクトリ名を自動的に補完して「cd Applications」と表示されます。

「↑↓キー」でコマンド履歴の自動入力

  • 過去に端末から入力したコマンドは、実は履歴として保存されています。
  • 使い込んでいけば、過去に入力したコマンドを「↑」キーで順々に表示させることができるのです。
  • 行き過ぎた場合、「↓」で戻れます。

その他の基本操作として下記のショートカットに慣れると使い勝手が向上します。

操作 内容
←,C-b カーソルを左に1文字移動
→,C-f カーソルを右に1文字移動
↑,C-p 一つ前に入力したコマンドを呼び出す
↓,C-n 次に入力したコマンドを呼び出す
BackSpace カーソル左の1文字を消去
C-d カーソル位置にある1文字を消去
C-a 行先頭にカーソルを移動
C-e 行末にカーソルを移動
C-l 画面にいっぱい文字が表示されているのをクリアする
C-k カーソルより右側の文字列を全部消去
C-u カーソルより左側の文字列を全部消去
TAB コマンドの続きを自動的に補完する
C-x C-u 直前の操作を無効にして元に戻す

C-と書いてあるものは、[Ctrl]キーと同時にキーを押します。

「端末」に慣れておくとイイこと、それは、、、

・コンピュータの達人と見られる(^_^;

こっちは大したことを全くやっているつもりはなくても、すげー!なんて言われたり・・・(^_^;

・・・なんて事はどうでもいいことで、実用として次のようなメリットがあります。

1、操作スピード/効率が格段に上がる

例えば、画面の表示の挙動がおかしい時に、設定ファイルである「/etc/X11/xorg.conf」を編集して設定変更を加える時、

sudo nano /etc/X11/xorg.conf

・・・というコマンドだけで、設定ファイルを管理者権限で開いて、設定変更作業を行う事ができたりします。

あとは、ファイル・ブラウザでディレクトリをマウスで辿る・・・なんて必要なく、ディレクトリ表記で一発で目的のディレクトリに飛べます。

ディレクトリがどうなっているんだか分からなくても大丈夫!

「ls」としてディレクトリの中味を表示して、「cd XXXXXX」と入力していくことでディレクトリを辿っていけます。
元に戻る時には「cd ..」でしたね。

マウス操作が劇的に減ることでしょう。・・・というワケで大きなメリットは、

肩こりが直る!!!

・・・なんてツマらないコトはさておいて。。。

2、他のディストリビューションでも同じように使用できる。

ディレクトリ構成などが若干、系列によって変わりますが、ほぼ同じコマンドで操作が可能です。

例えば、ディストリビューション、デスクトップ・マネージャによってメニューの配置が変わっていて、システムの終了のメニューがどこにあるのか分からない・・・という場合でも、「halt」というコマンドでシステムを安全に終了させることができます。

3、コンピュータの構造、しくみをよ〜く理解しながら使用できる。

実際に使ってみないと実感が沸かないと思いますが、グラフィックのインタフェースに比べて、コンピュータの中核であるカーネルと近いだけあって、コンピュータのしくみ、構造を理解しながら使うことができます。

特にシステム管理で用いるため、「/etc」の下にある設定ファイル、や「/usr/share」の配下にある全ユーザ共通のファイル、「/var」以下のログファイルに触れ合うことで、おお!なるほど!!こうなってるんだぁ・・・ということが理解できます。

大切な道具って、車なんかもそうですが、愛着があればあるほどイジリ倒したい・・・って思いません?

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