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「そして巨象が踊り出す・・・IBMがUbuntuベースの仮想環境を提供開始」というエントリを書いたと思ったら、タイミングいいことに、週刊・東洋経済の今週号では、このIBMの動きや躍進するグーグルの動きに反論するかのような特集が。

過去にWindows MEという迷作をリリースした失策と同じような過ちをVistaで犯したとしても、揺るぎない地位を保てるほどの基盤を、これまでの間に構築してきたMS社の施策には改めて敬服してしまう。

しかし、IT業界における資本主義の象徴とも言えるマイクロソフト社。
“サブプライム・ローン問題”に端を発して、これから起こるであろう大変革。
もしかするとそれは資本主義の崩壊となるかも知れない事件。

武力、軍事力によって王族、貴族、豪族に富が集中した封建主義
財力、資金力があるものに富が集中する資本主義

約100年間続いた資本主義も、インターネットの出現以降、劇的な変化が起きている。
情報発信という分野における資本主義の象徴となるマスメディア。従来、巨額の投資を行わなければマスに対しての情報発信を行うことができなかった装置産業であるマスメディアも、ブログ、YouTubeなどの出現により、その立場を脅かされるほどになっている。今や誰でもが放送局に匹敵するほどの情報発信を行うことも不可能ではない環境ができつつある。

従来の、金属、宝飾品など、世の中に少ししか存在しないモノほど価値が高いとする、モノに対する”希少価値”に加え、情報分野では”依存価値”というものに対して今後ますます富が集まっていくという、理化学研究所でゲノム設計学を研究なさっている豊田哲郎氏の『ゲノム設計学』の実現に向けて」という論文の中の「5. 依存の表明」という章がとても興味深い。

短い章ではあるが、この文を読むと、資本主義社会の次に訪れるのは「”知”本主義」となるのではないかと、思いつづけて来た事に、改めて確信を得てしまう。

来年7月ごろと予想されている次期Windows7のリリース。
さぞかし素敵なOSとなって多くのパソコンマニアを楽しませてくれることでしょう。

しかし、ビジネスユースのPCのOSは、不況のあおりを受けてIT投資への冷え込みにより、相変わらずWindows XPに。しかも企業が保有するWindows XPのボリュームライセンスは、仮想マシン上に追いやられていくことになるのでは?思えてしまう今日この頃。高額なアプリケーションも、使わざるを得ない人が使いたい時にだけ使えるようにして共有利用すればいい。不況の中、経費節減のためには、そんなアイディアも求められていくのではないだろうか。

不況に突入するこれから先、資本主義の象徴である”会社”という組織から逃げ出して、自由の身である間、これから起こるであろう大きな変化の中で、次の時代に向けてUbuntuを始めとするオープンソースが大きく躍進を遂げていく様を、じ〜っくりと見据えていこうと思っている私なのであります。

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